「雲南珈琲に反応するスタッフ 」
2009.03.12
いやはや面白いことは続くもので、
本日もアルトスタッフからの素敵な一言。
珈琲の酸味が苦手と言っていたアルトスタッフ、
作って置いといた珈琲を飲んで
「あ、、この珈琲美味しい...」
と。
「でもそれ、雲南珈琲だよ」
「え?そうなんですか?でもこの味は好きです」
「これ苦手と言ってた酸味だよ?」
「なんか爽やかな感じがします、この酸味ならいいかも...」
なんて通っぽい言い方をしてました(笑)
酸味、苦味、どのような味の好みを持っていても
こういうことはよくあります。
気分によっても、体調によっても、環境によっても、
味覚はいろいろと変化するんですよね。
あと、松屋式ドリップの不思議な面白さ、
これは時間経過の中にでも見えてきます。
一般的にドリップされてからの時間経過によって
不味くなる珈琲液がさも当たり前のように言われるのに、
なぜか松屋式ドリップで抽出すると美味しくなる珈琲液があります。
2日前にドリップした珈琲液を
珈琲教室に参加された方に飲んでもらうこともありますが、
参加されている方が驚くことは当たり前かもしれませんが、
実はその味に私が一番面白がっていることもよくあります^^
(もちろんドリップが悪ければ悪い味が目立ちますが)
ちなみにスタッフが反応した雲南珈琲は2日前にドリップした珈琲液、
珈琲液から立ち込める香りは弱まっているものの(常温で2日間、再加熱無し)、
酸味の角が取れ全体的なまろやかさが広がるあたりは、
若々しさはないものの、
経験を積んできた人間が持つ懐の深さを感じさせます。
スタッフが酸味系の珈琲に興味を持ち出したことと、
改めて松屋式ドリップの不思議さに関心してしまった日でした。
アルトノイラントコーヒー 野村浩哉
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昭和初期からお客様に愛され続けている大阪ミナミの老舗珈琲専門店での
修行を終え、上海にて独立。老舗珈琲店では前例無き最年少にもかかわらず
支店店長を務め、老舗珈琲店のマスターとしてTVにも出演。今までに
300店舗以上の珈琲店を調査するなど、独自に研究を重ねたコーヒーを
お店や個人宅などに提供。
2003年夏 上海旅行で上海のコーヒー事情を知り愕然・・・
「上海でもおいしいコーヒーを飲んでもらいたい!」そんな思いから同年
10月より上海への移住を決意。
2004年4月 アルトノイラントコーヒー設立。現在は、珈琲教室や
さまざまなパーティー・イベントでのコーヒー提供、店舗へのアドバイザー
なども務める中、時間のある限り自らが電動自転車にまたがりコーヒーを
宅配している。
■ 北外灘店:上海市虹口区 北外灘呉淞路30号<<上海大厦裏>>
Tel: 021-6393-0053(珈琲豆配達可)
・http://plaza.rakuten.co.jp/hicafe/
・http://www.alt-coffee.com/
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