[最終更新日]2015/12/04
30日以下の上海への海外旅行でしたら、
無料クレジットカードの海外旅行保険を使いましょう。海外旅行保険をクレジットカード付帯のものだけで済ませることも可能です。(利用方法の注意点はこちら⇒カード保険利用の落し穴)
上海でしたら、海外保険をカードで済ませる場合、 医療費が一般のアジア地域よりも 少し高くなってきていることも考えて、 クレジットカードは2枚準備しておくことをおススメします。
(現地での医療費や、持ち物の損害などは、
2枚以上、海外保険付きカードがあると、もらえる保険金の額が加算されるからです)
年会費が無料で、海外旅行保険が手厚い2枚をご紹介します。
『JCB EIT(エイト)カード』と 『オリコiBカード』です。
(参考:海外旅行保険節約研究所さんのクレジットカード海外旅行保険比較表)
両方のカードともに、海外旅行保険は自動付帯。
ですので、海外旅行費をカード支払いしなくても、
海外に行くだけで、自動的に海外旅行保険がついてきますので便利です。
2枚のカード 保険金の額の合計
保険金の額を見てみましょう。2枚加算すると、このような額になります。
カード名 | 1.ケガの死亡 ・後遺症 |
2.ケガ病気 治療費用 |
3.賠償責任 | 4.持ち物 の損害 |
5.救援者 費用 |
JCB EIT(エイト)カード | 2000万 | 100万 | 2000万 | 20万 | 100万 |
オリコiBカード | 2000万 | 200万 | 2000万 | 20万 | 200万 |
↓多い方が限度 | ↓加算 | ↓加算 | ↓加算 | ↓加算 | |
合計 | 2000万 | 300万 | 4000万 | 40万 | 300万 |
一番使う確率が高い、『けが病気治療費』に関しては、この300万円という数字は、
「一つの病気やケガにつき、この額まで」という意味ですので、上海なら400万円で十分だと思います。
(以前に保険金をもらっていても、新たに別の病気になった場合は、また300万円まで保険が下ります)
また、「少しくらい年会費を払ってもいいから、一枚でもっと高い補償の保険が欲しい」
という方には、病気・ケガの治療費補償が300万円と手厚い、
セゾン・ブルー・アメックスカード(年会費3000円)がオススメです。
カード名 | 1.ケガの死亡 ・後遺症 |
2.ケガ病気 治療費用 |
3.賠償責任 | 4.持ち物 の損害 |
5.救援者 費用 |
セゾンブルー・ アメリカン・エキスプレスカード |
3000万 | 300万 | 3000万 | 30万 | 200万 |
上海の医療費
都市名 | 救急車 の料金 |
初診料 | 骨折の 治療費 |
病院部屋代 <日額> |
盲腸手術総費用 (平均入院日数) |
上海 | 4500円 | 9800円 | 3.8万円 | 相部屋:7500円 個室:3万円 ICU:15万円 |
11万2500円 (7日) |
日本 | 無料 | 2700円 | 1.5万円 | 相部屋:1.7万円 個室:2〜5万円 ICU:8.8万円 |
40万円 (4〜7日) |
(日本人旅行者が利用することが多い私立の医療機関を中心の調査)
医療費キャッシュレスサービスも使う
医療費キャッシュレスサービスとは、海外の病院で診てもらったときに
保険会社が病院に直接、保険金を支払ってくれて、
自分では海外の病院でお金を立て替える必要がないという、ありがたいサービスです。
メリットとしては、
手持ちの現金がなくても、病院で診てもらえることもメリットですし、
帰国後の保険金請求作業も不要になるので、便利ですよね。
ただ、このキャッシュレスサービスですが、一般の海外旅行保険では、
当然ついているサービスなのですが、カード海外保険では、
すべてのカードで利用可能になっているわけではありません。
「クレジットカードの海外旅行保険では、医療費キャッシュレスサービスが使えない」
と書いている情報サイトが多いのですが、実際は、「カードによって違う」というのが
正解です。
必ず、旅行出発前に、自分の持っているカード会社に電話し、
「現地で病院にかかるときに、キャッシュレスサービス利用可能か?」と
確認しましょう。
ちなみに、上で紹介したカードでは、
・オリコiBカード⇒キャッシュレスダメ(=一旦現地で立替が必要)
・JCB EIT(エイト)カード⇒キャッシュレスOK(日本興亜損保の海外旅行保険と同じ扱い)
という具合です。
年会費はかかるが補償が手厚いカード、
セゾンブルー・アメリカン・エキスプレスカード(年会費3000円)は、
両方とも、キャッシュレスOKです(損保ジャパンの海外旅行保険と同じ扱い)。
ちなみに、セゾン・ブルー・アメックスカードは
「帰国時手荷物無料宅配サービス」付きなので、
年に2回以上、海外と行き来する人は、元が十分取れると思います。
ただし、このキャッシュレス診療は、どこの病院でもOKというわけではありません。
カード会社が提携している保険会社(=引受保険会社)が提携している病院でだけ可能なので、
有名な国の都市部なら、まず大丈夫ですが、田舎だと提携病院がないことが多いです。注意しましょう。
実際に現地で病院にかかるときですが、
『まず、最初に、カードの海外サポートサービスの電話に連絡すること』。
そうすれば、キャッシュレスサービスが使える病院を案内してもらえます。
病院に飛び込みで直接行ってしまうと、ダメなことが多いです。
JCB EIT(エイト)カードを発行しているJCBカードにしても、 オリコiBカードのオリコカードにしても、
最近、海外旅行保険を大改悪したニコスカードなどとは違い、
海外での日本人へのサポートに力を入れている会社ですので、
この2枚があれば、海外旅行保険に関しては問題ないと思います。
特に、JCBは、『JCBプラザ』という日本語OKのサービスセンターを
世界中の大きな都市に設けているので(上海はホテルオークラ内にあります)、
電話サポート以外に、対面でもサポートしてもらえるので、
電話のかけ方を教えてもらったり、薬屋での薬の買い方を教えてもらったり、と、
利用価値は高いと思います。(管理人も、よくお世話になりました)
記事中で、紹介したカードの公式ページは、こちらです。
⇒JCB EIT(エイト)カード
⇒オリコiBカード
⇒ セゾンブルー・アメリカン・エキスプレスカード (年会費3000円)
[最終更新日]2015/12/04