海外旅行保険クレジットカードの落とし穴

ちょっと待った!!ほんとに大丈夫?!クレジットカードで海外旅行保険

クレジットカード海外旅行保険があれば安心だなんて大間違い。


海外旅行保険の代わりとして、安易にクレジットカードの利用を勧めるサイトが多いようですが、
ハッキリ言って大間違いです。

私自身、海外生活や旅行、出張の経験があるから分かりますが、
クレジットカードに付帯されている海外旅行保険では、
いざという時に役に立たないケースもあります。

その一方で、日程や渡航先など、条件によっては、あるいはカードの活用の仕方によっては、
海外旅行保険の代わりとなり、保険代を節約できる可能性もあります。

このページでは、クレジットカード付帯の海外旅行保険について
ハマりやすい落とし穴について解説していきます。

※このテーマはいざという時のダメージが大きいものなので、自分自身の経験と調査をもとに
出来る限り正確に情報をまとめてはいますが、100%完璧であるとは保証できないので、
不明な点はカード会社に確認するようにしてください。

7つの落とし穴

クレジットカード海外旅行保険を使うときの
注意点は、7つあります。

1.3ヶ月が限度
2.病気で死亡したときはダメ
3.海外保険付カードなのにケガや病気は保険対象外?!
4.残念ながら一枚では保険金は不足する
5.「最大補償額」というワナ
6.旅行費をカード払いしないと海外保険が有効にならないカード
7.カード海外保険には医療費キャッシュレスサービスがない?

では、一つずつ解説していきましょう。

1.クレジットカード海外旅行保険は3ヶ月が限度


これは、どのクレジットカードも同じで、
クレジットカード海外旅行保険の限度は、90日までになっています。
(ほとんどないですが、たまに60日が限度のカードもありますので、注意)

90日以上の海外滞在の場合は、一般の海外旅行保険に加入しましょう。

2.病気で死亡したときはダメ


これも、なぜかよくわかりませんが、
すべてのクレジットカード海外旅行保険では、
『病気での死亡』の場合、保険でカバーされません

ただ、死亡時の補償というのは、3ヶ月以内の旅行で使う確率は、ほぼないので、
そんなに気にしなくてもいいのではないかと私は、思っています。
必要な方は、すでに生命保険に加入している人も多いですしね。

3.海外保険付カードなのにケガや病気は保険対象外?!


これは、要注意な項目です。

「私のカードは海外旅行保険がついているから大丈夫♪」

と思っていても、実は、カードによっては海外旅行保険の保険金が非常に低いことがあります
カードによって海外旅行保険の補償額は、全然違うからです。

必ず、自分の持っているカードの海外旅行保険の保険金額(補償額)
を確認しておきましょう。

このように一覧表になっているサイトもあります。⇒参考

そして、その一覧表を見てビックリするのですが、カードによっては、
死亡のときしか保険でカバーされいないカード、なんてのもあります

(実例)
カード名 1.ケガの死亡
・後遺症
2.ケガ病気
治療費用
3.賠償責任 4.持ち物
の損害
5.救援者
費用
○○○カード 1000万 なし なし なし 100万
つまり、病気やケガの治療費は保険の対象外になっているんです。
ホントひどいです。(航空会社系の、J●L一般カード、A●A一般カードなど)

下に保険が最高レベルのカードの表がありますので、比較してみてください。
これくらい、カードごとに違いがあります。

海外旅行保険つきカードなら何でもいいわけではない
ということがわかっていただけたと思います。
しっかり選ぶことが重要です。


4.残念ながら一枚では保険金は不足する


年会費完全無料のクレジットカードの中で、最高の海外旅行保険を持つカードの保険金額がこれです。
カード名 1.ケガの死亡
・後遺症
2.ケガ病気
治療費用
3.賠償責任 4.持ち物
の損害
5.救援者
費用
エネオスカード 2000万 200万 2000万 20万 200万

これに対し、アメリカの医療費がコレです。
都市名 救急車
の料金
初診料 骨折の
治療費
病院部屋代
<日額>
盲腸手術総費用
(平均入院日数)
ロサンゼルス 基本料4.2万円
+1500/マイル
1.8万円 6.5万円 相部屋:16万円
個室:27万円
ICU:43〜65万円
160万〜217万円
(2日)
日本 無料 2700円 1.5万円 相部屋:1.7万円
個室:2〜5万円
ICU:8.8万円
40万円
(4〜7日)
出典:ジェイアイ傷害火災HP(2008年3月)
(日本人旅行者が利用することが多い私立の医療機関を中心の調査)

これを見ると盲腸レベルの入院で、保険金が足りなくなる可能性があることがわかると思います。


では、やっぱり、
クレジットカードだけで海外旅行保険を済ませることは無理なのか?


いえ、実は、そんなこともないんです。
クレジットカード海外旅行保険だけでまかなうことは可能です。
ただし、使い方に少し工夫が必要です。

その『工夫』というのが、
海外旅行保険クレジットカードの複数持ちです。

海外旅行保険つきのクレジットカードを2枚以上持っていた場合、
『ケガ死亡・後遺障害』の項目を除き、保険金額は、上乗せされます。

さきほど、『病気死亡』のところでも書きましたが、
死亡補償に関しては、使う確率も低いので、そんなに気にすることはありません。

それよりも、海外旅行保険の中で、最もお世話になる確立の高い、
病気やケガの治療費』や、『持ち物損害の補償』などの額のほうが重要です。

それらの額は、カードを複数持っている場合は、加算されます
(ただし、ニコスカードが2枚など、同じブランドのカードの場合は加算されないことがありますので
 入会前に必ず確認しましょう。)

このような感じです。

カード名 1.ケガの死亡
・後遺症
2.ケガ病気
治療費用
3.賠償責任 4.持ち物
の損害
5.救援者
費用
エネオスカード 2000万 200万 2000万 20万 200万
横浜カード 2000万 200万 2000万 20万 200万
ソニーカード 2000万 100万 2000万 20万 200万
↓多いものが限度 ↓加算 ↓加算 ↓加算 ↓加算
合計 2000万 500万 6000万 60万 600万
(参考:エネオスカード公式HP  横浜カード公式HP  ソニーカード公式HP)
(※おススメだったJCBヴィアッジョカード公式HPは 現在申し込みを停止中。
 再開は年明けになるようです。残念。)

上の3枚は、最も海外旅行保険が充実しているカード3枚なので当然ですが、
これくらい保険金があれば、医療費の高いアメリカへの旅行でも安心ですよね。
上海などのアジアでしたら、上の2枚だけでも大丈夫そうです。

また、その他にも、クレジットカードを2枚以上持っておくといいことがあります。

それは、海外では、地域ごとに、
VISAのカードを受け付けておらずマスターカードのみだったり、
その逆だったりすることがある
からです。
(私がよく行く中国は、まさにこの典型です)

JCBが海外では受け付けてもらえないことが多いのは有名だと思います。 (でもJCBは、JCBプラザという日本語での現地相談所のようなサービスがあるので、海外で持っておくと重宝するのも事実)

こういう意味でも、カードは最低2種類持っておいたほうがいいのです。

5.「最大補償額」というワナ


クレジットカードを選ぶときの落とし穴です。

クレジットカード付帯の海外旅行保険は、あくまで、「ふろく」です。
カードの紹介ホームページに、そんなに細かいところまで、書いていないこともよくあります。
ただ単に、

「海外旅行保険は、最高2000万円まで補償」

と書いてあることがあります。
そのときは、注意してください。

これは、『何でもかんでも、2000万円まで補償してくれる』という意味じゃないからです。

海外旅行保険は、トラブル別に、保険金額が決まっているからです。
例えば、

●ケガで死亡したときは、最大2000万円まで
●ケガ・病気治療費の場合は、一つの病気やケガにつき200万円まで
●持ち物の損害の場合は、一回の旅行で20万円まで

というようになっているのです。

そして、ビックリするのですが、カードによっては、
『最高2000万円まで補償』と宣伝しておいて、
実は、死亡のときしか保険でカバーされいないカード、なんてのもあります
(さきほども書きましたが)
カード名 1.ケガの死亡
・後遺症
2.ケガ病気
治療費用
3.賠償責任 4.持ち物
の損害
5.救援者
費用
○○○カード 1000万 なし なし なし 100万

つまり、一番使う確率の高い、病気やケガの治療費は保険の対象外。
二番目に確率の高い、賠償や持ち物に関しても、対象外。
これじゃ、海外旅行保険の意味ないですよね。
(ほんとに注意してください。航空会社系の、J●L一般カードとA●A一般カード)

ですので、必ず、カードを選ぶときには

『疾病傷害補償費』(=病気ケガ治療費)
『携行品損害』(=持ち物損害)

などの、使う確率の高い補償額(=保険金の額)をチェックするようにしてください。 ⇒参考サイト

6.旅行費をカード払いしないと海外保険が有効にならないカード(=利用付帯のカード)


もう一点、クレジットカードを選ぶときに注意してほしいのが、
海外保険が『自動付帯』か『利用付帯』どうか、という点です。

海外旅行保険が『自動付帯』のクレジットカードですと、
海外旅行に行くと、自動的に、海外旅行保険がスイッチオンになります。
行けば勝手に、保険加入になるので、これは全く問題ないですね。

では、『利用付帯』つまり、『自動付帯』ではないカードはどうなのでしょうか?

『自動付帯』ではないカードは、
海外旅行保険が有効になるために条件があるんです。

海外旅行の費用や、海外旅行に行くときの公共交通機関の費用を
クレジットカードで支払ったときだけ、海外旅行保険が有効となる

という条件です。

実は、こういう条件付きカードは、結構あります。
半数くらいのカードがそうでしょうか。

上の表で紹介したカードは、一応、すべて自動付帯のものを紹介しておきました。
(参考:エネオスカード公式HP  横浜カード公式HP  ソニーカード公式HP)

この『利用付帯』か『自動付帯』か、という問題は、
カードの海外旅行保険が、もともと、
クレジットカード利用を促進するための「ふろく」であるため、
しかたないと言えば、しかたないですよね。

ただ、4で書いたように、クレジットカードを2枚以上持つ場合は、
『自動付帯』のカードを選んでおかないと、保険金を上乗せすることは難しいですので、
この点は、十分に注意してくださいね。

7.カード海外保険には医療費キャッシュレスサービスがない?


「クレジットカード海外旅行保険には、キャッシュレスサービスはない」

これは、実は、私も、 何かのサイトで見て、ずっと思い込んでいたことです。

いえ、実は、キャッシュレスサービス可能です。
(2008年5月時点で、複数のカードで確認済)

そもそも、『医療費キャッシュレスサービス』というのは、
海外保険会社が、本人に代わって、病院で医療費を支払ってくれるサービスです。
これがあると、手持ちのお金がなくても、病院で診てもらる、という有難いサービスです。

クレジットカード海外旅行保険で、医療費キャッシュレスサービスを受けたい場合は、
まず、そのクレジットカードの海外サポートサービスに電話すること
です。
そうすると、キャッシュレスサービス可能な病院を紹介してくれます。

飛び込みで入った病院で、「キャッシュレスにしてくれ!」と言っても無理です(笑)。
キャッシュレスサービスは、保険会社との提携病院でしか、できないからです。

また、海外でも田舎に行った場合は、提携病院がないという理由で
キャッシュレスサービスが受けられないことが多いようです。
(私も、中国の地方で経験済み。涙)

ただ、この点は、一般の有料の海外旅行保険でも同じですので、仕方ないですよね。

まとめ


結論としては、この5つの条件、

1.3ヶ月以内の海外旅行
2.病気での死亡は補償されなくてもいい
3.保険金が充実しているカードを持っている
4.カードを複数持っている
5.カード海外保険が自動付帯である

以上を満たしているときは、安心してクレジットカードだけで海外旅行保険を
まかなえるということです。

以上、参考になりましたら、幸いです。

最後に、もう一度、海外保険が最高の3枚のカードの表を掲載しておきます。
上手に海外旅行保険を節約し、充実した旅行にしてくださいね!

カード名 1.ケガの死亡
・後遺症
2.ケガ病気
治療費用
3.賠償責任 4.持ち物
の損害
5.救援者
費用
エネオスカード 2000万 200万 2000万 20万 200万
JCBヴィアッジョ 3000万 200万 3000万 30万 200万
ソニーカード 2000万 100万 2000万 20万 200万
↓多いものが限度 ↓加算 ↓加算 ↓加算 ↓加算
合計 3000万 500万 7000万 70万 600万

ちなみに、ニコスビアソカードは年会費完全無料。JCBヴィアッジョカードとソニーカードも、
簡単な条件をクリアすることで、年会費を無料にできるカードですので、おススメですよ。
(参考:エネオスカード公式HP  JCBヴィアッジョカード公式HP  ソニーカード公式HP)



運営&Copyright no border inc. since 1996
サイトに関するお問合せはこちらからどうぞ⇒お問い合わせ
「まるごと上海」「まるごとNY」 
トップページへ

海外旅行保険の節約方法を紹介