[最終更新日]2015/12/04
30日以下のニューヨークへの海外旅行でしたら、無料クレジットカードの海外旅行保険を使いましょう。
海外旅行保険をクレジットカード付帯のものだけで済ませることも可能。
(こちらの記事も読んでおいてくださいね⇒カード保険利用の落し穴)
ただ、クレジットカード保険だけで済ませようとした場合、 ニューヨークだと医療費が高いので、 クレジットカードは3枚ほど準備しておくことをおススメします。 (現地での医療費や、持ち物の損害などは、2枚以上、海外保険付きカードが あると、もらえる保険金の額が加算されるからです)
年会費が無料で、海外旅行保険が手厚い3枚をご紹介します。
『JCB EIT(エイト)カード』と 『オリコiBカード』、 そして、『楽天カード』です。
(参考:海外旅行保険節約研究所さんのクレジットカード海外旅行保険比較表)
楽天カードだけは、旅費をカード払いすることが、保険が有効になる条件(=保険が利用付帯)ですが、他の2枚のカードは、海外旅行保険が自動付帯。
(海外旅行費をカード支払いしなくても、自動的に海外旅行保険がついてくる)
ですので、この無料カード3枚で、3枚同時利用が可能になるわけです。
3枚のカード 保険金の額の合計
保険金の額を見てみましょう。3枚加算すると、このような額になります。
カード名 | 1.ケガの死亡 ・後遺症 |
2.ケガ病気 治療費用 |
3.賠償責任 | 4.持ち物 の損害 |
5.救援者 費用 |
JCB EIT(エイト)カード | 2000万 | 100万 | 2000万 | 20万 | 100万 |
オリコiBカード | 2000万 | 200万 | 2000万 | 20万 | 200万 |
楽天カード | 2000万 | 200万 | 2000万 | 20万 | 200万 |
↓多いものが限度 | ↓加算 | ↓加算 | ↓加算 | ↓加算 | |
合計 | 2000万 | 500万 | 6000万 | 60万 | 500万 |
一番使う確率が高い、『けが病気治療費』に関しては、この500万円という数字は、
「一つの病気やケガにつき、この額まで」という意味ですので、
ニューヨークなら500万円でなんとかいけると思います。
以前に、保険金をもらっていても、新たに別の病気になった場合は、
また500万円まで保険金がおります。
「少しくらい年会費を払ってもいいから、一枚でもっと高い補償の保険が欲しい」
という方には、病気・ケガの治療費補償が300万円と手厚い、
セゾン・ブルー・アメックスカード(年会費3000円)がオススメです。
カード名 | 1.ケガの死亡 ・後遺症 |
2.ケガ病気 治療費用 |
3.賠償責任 | 4.持ち物 の損害 |
5.救援者 費用 |
セゾンブルー・ アメリカン・エキスプレスカード |
3000万 | 300万 | 3000万 | 30万 | 200万 |
アメリカの医療費
都市名 | 救急車 の料金 |
初診料 | 骨折の 治療費 |
病院部屋代 <日額> |
盲腸手術総費用 (平均入院日数) |
ロサンゼルス | 基本料4.2万円 +1500/マイル |
1.8万円 | 6.5万円 | 相部屋:16万円 個室:27万円 ICU:43〜65万円 |
160万〜217万円 (2日) |
日本 | 無料 | 2700円 | 1.5万円 | 相部屋:1.7万円 個室:2〜5万円 ICU:8.8万円 |
40万円 (4〜7日) |
(日本人旅行者が利用することが多い私立の医療機関を中心の調査)
外務省のHPにはこう書いてあります。
「米国の 医療費 は非常に高額です。その中でも、 マンハッタン区の医療費は同区外の2倍から3倍ともいわれており、 一般の初診料は150ドルから300ドル、専門医を受診すると200ドルから500ドル、 入院した場合は室料だけで1日約2千ドルから3千ドル程度の請求を受けます。 …(途中省略)…このような高額 医療費 に対しては、 十分な補償額の海外旅行保険等に加入して備えておく必要があるでしょう。」
海外旅行保険の準備は、絶対にして行ったほうがよさそうですね(苦笑)。
医療費キャッシュレスサービスも使う
医療費キャッシュレスサービスとは、海外の病院で診てもらったときに
保険会社が病院に直接、保険金を支払ってくれて、
自分では海外の病院でお金を立て替える必要がないという、ありがたいサービスです。
メリットとしては、
手持ちの現金がなくても、病院で診てもらえることもメリットですし、
帰国後の保険金請求作業も不要になるので、便利ですよね。
ただ、このキャッシュレスサービスですが、一般の海外旅行保険では、
当然ついているサービスなのですが、カード海外保険では、
すべてのカードで利用可能になっているわけではありません。
「クレジットカードの海外旅行保険では、医療費キャッシュレスサービスが使えない」
と書いている情報サイトが多いのですが、実際は、「カードによって違う」というのが
正解です。
必ず、旅行出発前に、自分の持っているカード会社に電話し、
「現地で病院にかかるときに、キャッシュレスサービス利用可能か?」と
確認しましょう。
ちなみに、上で紹介したカードでは、
・オリコiBカード ⇒キャッシュレスダメ(=一旦現地で立替が必要)
・JCB EIT(エイト)カード ⇒キャッシュレスOK(日本興亜損保の海外保険と同じ扱い)
・楽天カード ⇒キャッシュレスダメ(=一旦現地で立替が必要)
という具合ですので、少額ならJCBエイトカードが使いやすそうです。
年会費はかかるが補償が手厚いカード、
セゾンブルー・アメリカン・エキスプレスカード (年会費3000円)は、
両方とも、キャッシュレスOKです(損保ジャパンの海外旅行保険と同じ扱い)。
ちなみに、セゾン・ブルー・アメックスカードのほうは
「帰国時手荷物無料宅配サービス」付きなので、
年に2回以上、海外と行き来する人は、元が十分取れると思います。
ただし、このキャッシュレス診療は、どこの病院でもOKというわけではありません。 カード会社が提携している保険会社(=引受保険会社)が提携している病院でだけ可能なので、 有名な国の都市部なら、まず大丈夫ですが、田舎だと提携病院がないこともあるので、注意しましょう。
実際に現地で病院にかかるときですが、 『まず、最初に、カードの海外サポートサービスの電話に連絡すること』。
そうすれば、キャッシュレスサービスが使える病院を案内してもらえます。 病院に飛び込みで直接行ってしまうと、ダメなことが多いです。
JCB EIT(エイト)カードを発行しているJCBカードにしても、 オリコiBカードのオリコカードにしても、
最近、海外旅行保険を大改悪したニコスカードなどとは違い、
海外での日本人へのサポートに力を入れている会社ですので、
この2枚があれば、海外旅行保険に関しては問題ないと思います。
特に、JCBは、『JCBプラザ』という日本語OKのサービスセンターを
世界中の大きな都市に設けています(ニューヨークではエンパイアステートビルの1ブロック隣)。
電話サポート以外に、対面でもサポートしてもらえるので、
電話のかけ方を教えてもらったり、薬屋での薬の買い方を教えてもらったり、と、
利用価値は高いと思います。(管理人も、よくお世話になりました)
上記で紹介したカードの公式ページは、こちらです。
⇒JCB EIT(エイト)カード
⇒オリコiBカード
⇒楽天カード
⇒ セゾンブルー・アメリカン・エキスプレスカード (年会費3000円)
[最終更新日]2015/12/04