
NYイーストヴィレッジの少し変わった靴屋さん
「East Village Shoe Repair」
「カスタムスニーカーをデザインしてみよう!」
実はカスタムと言ってもオートクチュールのように全部その人の足に合わせて 作るのではありません。もともとある市販のスニーカーを改造してあげるという 意味のカスタムです。簡単そうに聞こえますが靴の知識や経験がないと手際よく 早く作れません。しかしながら、彼らのアイディアとはお客さんを長い時間待た せることなく、しかも仕上がりは綺麗に、簡単にアレンジを利かせるなどなど、 手軽さを重要にしたものです。この発想はイーストビレッジならではの発想と いえると思います。 現在のイーストビレッジはオーナー達がカスタムスニーカーを始める前とは かなり変わってきています。今はレントが高すぎてお金のない学生やアーティ ストはなかなか住む事ができない状態です。昔のイーストビレッジには本物の パンクキッズが路上でライブをしたりしていたそうですし、まだレントもそれ ほど高くなかったので若いアーティストも多くいました。ですから、手軽に安く スニーカーをカスタムしてくれる、洋服にちょっと細工してくれしかも安い、 そんなお店があったらと思っていたキッズがたくさんいたのでしょうね。ちょ っとでも人より違う格好をしたいという意識が現在より高かったのではないで しょうか?イーストヴィレッジでカスタムスニーカーが歓迎されたのはこの ような背景があったと思いますし、オーナー達のビジネスのアイデアは的を得て いたわけですね。
“ねえ、ちょっとこのコンバースにこのワッペン貼り付けてよ” このようなお客さんを相手にしているうちに口コミで広がっていき現在に至る のです。今はNYファッションウィークのために、有名人のスタイリストのために スニーカーを作ることも良くあります。雑誌やテレビに使われたのも数知れず です。しかしながら、やはりストリートから来るキッズが主役のお店です。 それは今も昔も変わらずです。 ただ最近ちょっと物足りないのは、あまり自分でカスタムのデザインを持ち込ん でくる子達が減ってしまった事。お店に飾ってあるオーナーが作ったサンプル を指差して
“これと同じものが欲しいんだけど・・・” と言う人が多くなってしまったように思えます。また、こんな人もいました。
“このスニーカーをピンクにしたんだけど!” もともとこのようなアイディアカスタムシューズをはじめた個性的なオーナー ですから、これではオーナーもちょっと寂しいようです。ここはクレイジーで 魅力的な街NY,イーストビレッジ、そして間違いなく街の未来を作るのは若者たち。 その若者達がカスタムスニーカーは欲しいけど、どんな風にカスタムしたらいい のかわからない、自分が一体どうしたらいいのかわからないのでは問題有りな 気がします。カスタムスニーカーのアイデアが思い浮かばないだけだったらいいん だけど、自分の将来のブループリントも作れないのでは大変です。正直、お店に 座って若者の様子を見ていると“ちょっと、大丈夫??”と心配になってしまう ことが多いです。 そんなわけで、新しいアイディアを持ち出されると、“うーん、ちょっとこれは 大変だ・・”と言いつつ、“絶対かっこいいスニーカーになるよ!”とやる気満々 になるオーナーを見る機会が増えればいいなあと思う今日この頃。イースト ビレッジシューリペアでは皆さんの独創的なカスタムスニーカーのアイディア お待ちしてますよ!!
ユカの『イーストヴィレッジ』 |

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