NYイーストヴィレッジの少し変わった靴屋さん
「East Village Shoe Repair」 No. 14 2006.01.15
「日本食をイーストビレッジで楽しむ」
実は、イーストビレッジはちょっとした日本人街です。私も来る前は全く知らなかったのですが、 とてもたくさんの日本食マーケットや日本食レストランがあり、日本人がたくさん歩いていて何とも懐かしい感じなのです。 日本人経営の美容院もあり、ちょっとアメリカの美容院に行くのが怖い私(パッツンと切られそうで・・・)はとても助かってます。 オーナーいわく15年ぐらい前までは1件ぐらいしかなかった日本食レストランもここ何年かでどんどん増えていったのだそうです。 わたしの友人が遊びに来たときも“こんなに日本人を見るとは思わなかった!”と驚いていました。 まだ、NYに来たことがない人も、せっかくアメリカに来たのに日本人街なんて・・・と思わないでちょっと覗いてみてください。 以外に面白いものです。 何を隠そう、私は日本食マーケット大好きで仕事帰りに毎日のように行っています。 始めは敬遠していたんです。何だか、高そうだなあと。そして、炊飯器を人から譲ってもらったのをきっかけにお米を買おう! ということになったのですが、思っていたより高くありませんでした。大体5LB(1LB=約450グラムくらい)のお米は6,7ドルくらい。 日本とあまり変わらないと思うのですがどうでしょうか? (セールだともっと安くなることがあります)色々観察してみるとアメリカで生産されているものはとてもリーズナブルなのです。 お米、お豆腐などや、日本のメーカーでアメリカ支部を持っていてこちらで生産しているようなものも安いですよ。 例えばカレー、焼きそば、冷凍食品などなどお馴染みのものが手ごろな値段で買えるのです。 ちょっと割高なのは、日本のブランドの有名な商品を直輸入している場合。 例えば、有名なポテトティップス、アメリカに比べて半分くらいの量なのに2.50ドル位します。 500ミリリットルのペットボトルのジュース2ドル、カップラーメンも2−3ドルします。 以前日本で100円で買っていたものがこんなに!と始めは驚いてしまいました。 しかしながら、輸入されてくるときのコストなどを考えると文句は言えませんし、 なんと言っても遠いアメリカでこんなに手軽に日本食が手に入るだけで感謝すべきですよね。 私も無糖のお茶のペットボトルなどアメリカには売っていないものはちょっと割高でもついつい買ってしまいます。 アメリカで売っているボトル入りの“Tea”って砂糖も、添加物もたっぷりな上に色々なフルーツの味がついて甘ったるいんです。 日本人の私はさっぱりした無糖のお茶が欲しくなってしまうのです。 アメリカで暮らしながら日本の商品を見ると言うのは実はとても興味深いもので、改めて日本の商品のキメ細やかさなどに感心させられます。 お菓子などはこまめに少量ずつパックされていて小腹が空いたときに本当に便利だし、フレッシュな感じがします。 また、開封するのがとっても簡単、しかも食べ残したらまたちゃんとフタができるようになっている! ハサミで切ればいいじゃない?とアメリカ人に言われてしまいそうですが・・・。 ちなみに私の知っているアメリカ人達は“ココから開けてください”とか“ここを引いてください” とかいう表示を全く読まずビリビリ破いて開けています。私が“ちょっとここから開けるんだよ。” と教えてあげると“大体の人は“わお!さすが日本のお菓子だ!”と感心しています。 この細やかさが私には何とも言えず、味も懐かしい事ながら日本っぽさをちょっと感じる瞬間だと思ってしまいます。 生まれも育ちもNYの18歳の男の子。どういうわけか彼は日本のミルクたっぷりのコーヒーが大好き。 で、常に持ち歩いて飲んでいてなんだか笑えます。良く日本で目にする500ミリリットルのペットのあのコーヒーです。 しかし、ミルクコーヒー一つとっても色々種類がありますよね。日本ってこだわるなあとつくづく思います。 彼が言うにはミルクがたくさん入ったコーヒーが大好き!なのだそう、 そして見つけてしまったのが“日本のミルクたっぷりのまろやかなコーヒー”だったのですね。 “日本のコーヒー本当においしいー。ス○ーバックスより安いし、ボトルは持ち歩くのに便利だし、awesome!”だそう。 確かにカップって持ち歩きにくいですもんね。私はそんな風に思っていなかったのでなるほどと思ってしまいました。 そして、数ヵ月後、“今これにはまってるんだよー”と見せられたのは日本の“ミルクティー”(笑)。 アメリカ向けに本格的に商品化したら日本のソフトドリンクが流行る日が来るかも!?と思ってしまいました。 日本にいたら考えもつかなかった事です。 NYには、日本のファッションが好き、日本語を習っている、日本人の彼女、彼氏がいるなど結構日本の文化が浸透しているように思います。 ベジタリアンの方で日本食が大好きという人も良く見かけます。でも、これはNY、 LAなどいわゆるアメリカの大都会の話で、田舎に行くと学校中でアジア人一人ぼっちなんて状況もあるようです。 例えばNYに住んでいても地方から移って来た人と話している時に、ふと“日本人と話すのは人生で君が初めてだ!” なんて言われてしまう事もあります。こんなに広いアメリカですからしょうがないですが、 “えっ?そういうものなんだ・・・”とNYに住んでいると実感がわかないものです。 人種の坩堝とはこういうことでしょう。そういえばインディアナ州のど田舎に旅行に行ったときは確かにアジア人見なかったです。 白人だらけで黒人も見かけませんでした。(笑)NYとはまた違った意味で面白かったです。 内側と外側から物事を見てみるのって本当に勉強になりますね! また、イーストビレッジの日本食マーケットなどでは掲示板などが設けられており、ルームメイト募集、売りますかいます、 などたくさんの張り紙があり、日本人同士で情報を交換する場所としても活用されています。 初めてNYに来た方はぜひ利用してみてはいかがでしょうか?日本語でコミュニケートできるので安心で便利ですし、 きっと助けになると思いますよ。
ユカの『イーストヴィレッジ』 |
少しでも有益な情報を共有すべく、ご意見、訂正・追加情報をお待ちしております。
連絡は、(株)no borderお問合せフォームからお願いします。
サイトに関する情報提供・お問合せはこちらからお願い致します⇒お問い合わせ
広告も募集中です。お問合せからご連絡ください。