
NYイーストヴィレッジの少し変わった靴屋さん
「East Village Shoe Repair」
「はじめまして」
「セントマークスプレイスに来てください」
“East Village Shoe Repair“のウェブサイトを運営しているユカです。 “East Village Shoe Repair“とはNYイーストヴィレッジにあるカスタムシューズを作っている少し変わった靴屋さんです。 若いファッションデザイナーやアーティストがあつまるストリート、セントマークス・プレイスで 約10年間もお店を経営してきた地元では有名なお店です。 パンクキッズから一流ブランドのデザイナー、セレブリティのスタイリストまでカスタムを頼みに来る 何でも屋さんでもある魅力的なこのお店のことや個性的なお客さん達などのことを含め、 毎日何かが起こるちょっとおかしなイーストヴィレッジの日常、オススメのお店、私の住むブルックリンについての情報など とにかく何でも書いていこうと思います。
ユカの『イーストヴィレッジ』 私がウェブサイトを運営させてもらっているイーストヴィレッジシューリペア( East Village Shoe Repair )があるのは、 イーストビレッジにあるセントマークスプレイス( St. Mark’s Place )という多くの人々が訪れる忙しい通り。 お店があるのは2nd と3rdアベニューの間でこの1ブロックが私にとっては、マンハッタンでもっとも馴染みの場所です。 いつ行ってもちょっとおかしな事件や個性的な馴染みの顔に会える面白いところです。 記念すべき一回目はこの通りの紹介からです。 どんなところ?と言われれば、食べ物屋さんやカフェ、バー、雑貨屋さんや洋服屋さん古着、 中古CDなどのセカンドハンドショップなどのお店が特に3rdアベニューからトンプキンズ公園( Tompkins Square Park )までの アベニューAまでにわたってある何でもありのストリートです。こういってみるとおしゃれなファッションストリートの ように聞こえますが、なんか胡散臭いんですよね。なんともいえない雰囲気が立ち込めている変なところなのです。 最近、さらに新しいお店ができたりもしていて以前の様子とは変わってきてはいるのですが、まだまだ! セントマークスの独特の雰囲気は健在です。 そんな、セントマークス独特の雰囲気を作り出すのはもちろん人々。すでに成功した有名人も、若いアーティストも、 パンクロッカーも、デザイナーも、ゲイからドラガーディクツ、プラスティチューズ、ホームレスだって皆やってきます。 そして、夜になると仕事を終えたビジネスマン、学校を終えた学生、観光が一段落したお腹をすかせた観光客などが さらにやってきます。これだけの人々が訪れるのだから色々なやりとり、ちょっとしたゲームのような取引が繰り広げられるのです。 だから油断は禁物、ボーっとしていてはいけない。そんな、自分が試されているような現実に合うことだって多いのです。 成功と挫折、夢と現実、そして一筋縄ではいかない人々。それを自分流に楽しめるか、もう、うんざり!と思うかは自分次第です。 セントマークスの個性的な人々によって繰り広げられる型破りでクレイジーな日常、 もちろんいくら長年イーストビレッジに出入りしているベテランだって人々のトリックに引っかかってしまう時だってあります。 しかしながら、“こんな事がこの前あってさあ・・・”と次の日になれば話の種にしてしまいます。 騙されちゃったのは自分がしっかりしていなかったから、見抜けなかった自分が悪かった、と言うわけ。 イーストビレッジシューリペアに座って、一人の少年の話を聞く私。 “僕はこの近所でショップ店員をしていてさ、ネイバーさ。僕は○○に住んでてね・・” “へえ、そうなんだあ” 少年が店を出たあと私がオーナーに聞きました。 “彼ってどのお店では働いてるの?” “はあ?バカだなあ、あいつのうそを本気で信じてたの??あいつは、このストリートでいつも寝てるストリートキッズだよ! ホームレスだよ。” すっかり話をまに受けていた、だめな私。でも、よくここまで話を作り上げるなあ・・・。と思い感心してしまいました。 その後、一人の旅行者の女の子が国に帰るからあの少年に“さよならを言いに来たんだけど”とお店にやって来ました。 なんでも、彼はこのお店で働いているとまたまた、嘘八百並べていたよう。 当の本人はとっくにどこかに行ってしまったあとでした。これにはさすがのオーナーも“アンビリーバブル!”と呆れ顔です。 このような事は、今となれば慣れっこになってしまったのですが、NYに着たばかりの頃はよく驚いたものでした。 そして、未だによく騙されている情けない私なのですが・・。 こんな事を書いてしまうとこれから初めて観光で訪れる方は心配になってしまうかもしれませんね。 でも、観光で来る分にはいくつかのルールを守っていれば神経質になる事はありません。それは、常識的なことです。 そこらじゅうに荷物を置かない、お財布の管理は気をつける、知らない人とはお話しない、ドラッグや売春婦を買わない。 こんなところでしょうか。もともと、観光客だって多い通りなのですからトラブルに巻き込まれるのはマレです。 自由奔放な街を訪れるにはそれなりに気を引き締めなければならない訳ですが、 心配しすぎるよりセントマークスの人々が作り出すこの胡散臭い雰囲気をおおいに楽しんでください! 皆を受け入れてくれるなかなか懐の深い場所ですから。
ユカの『イーストヴィレッジ』 |

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