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No.52010.10.05

『銀なん』

    アメリカにないものなどない とまた思った
    日本を離れるとき、
    「ああ、もう桜とも当分、お別れか。
    桜が見れないのは、さみしいな〜」と思った。
    ところがどっこい。
    アメリカに来たら、なんと多くの桜の木があることに驚いた。
    ワシントンDCの桜は特に有名だが、この近くだと
    ニュージャージー州にこれまた見事な桜の名所がある。
    そして、ここウェストチェスターも桜の季節になると、
    そこここと桜が見られる。
    そのようなわけで、日本にあるものがここにもあるのだ。
    希望を持とう!
    というわけで、今回の発見は 銀なんである。
    
    先日、North Salem というところに行ってきた。
    そこは 日本びいきのあるアメリカ人が日本庭園を作ったのだが、
    そこになんと いちょうの木が オスとメス、それぞれあった
    そして、落ちてる、落ちてる
    銀なんがたくさん地面に落ちていたのだ
    
    もちろん、こんなものをアメリカ人が拾うわけがない
    どうせ、このまま捨てられてしまうか、
    あるいはそのまま芽がでるかだろうと、
    私はうれしくなって、持っていたビニール袋に1つ、2つ、と
    少しつめてもって帰った。
    
    私には銀なんの思い出がある
    それは 父が銀なんが好きだったことだ
    母は銀なんをフライパンで炒っていた
    そして 熱々の銀なんを 私たちは歯で割って
    中身を 塩と味の素に つけて
    口にしたものだった
    
    ああ、なんてなつかしいのだろう
    もう何十年とそのような形で銀なんを食べてなかった。
    そして、今回そのチャンスが訪れた。
    
    人の話では銀なんを紙袋に入れて電子レンジでチン というが
    やはり、私は昔ながらのフライパンで炒って食べたかった
    ちょっと銀なんの表面がこげたところで
    火を止めて、中を ペンチで割ってみた
    そう、歯がもうもろくなってるので、ペンチを利用した
    そして、中からきれいな黄緑色の銀なんが顔をのぞかす
    なんときれいなのだろうか、ちょっと感動した
    ああ、そうなんだ、銀なんは黄緑だったのか
    すっかり忘れていた
    味の素は化学調味料なので、我が家にはないので
    お塩だけでいただいた
    とてもなつかしい味だった
    たいした量ではないが、少しだけがおいしかった
    
    すごい、アメリカ、ここにはないものがない
    次はどんな発見があるだろうか、
    楽しみだな〜 
    アメリカという国は本当に これでもか、これでもかと
    私を喜ばせ、驚かせてくれる

    ノーラ・コーリ

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    Nora Kohri
    (Overseas childbirth and childcare consultant)
    info@caretheworld.com
    http://www.caretheworld.com
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書・木村怜由

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