
No.82 ・ 2006.04.08
『ヘッドライトは昼間もつけっぱなし』
ところがある日、運転をしていたら、なぜライトが必要かがよくわかった。ここ では外が明るいと明るすぎてまぶしいくらいなのだ。するとそのまぶしい視界 では相手の車が急に見えなくなることがある。そのため、ライトのついた車だけ が確かに向こうから来るのが見えるのだった。アメリカ人に聞いたところ、州に よっては日中でも必ずライトをつけて走行しなくてはいけないという決まりが あるところもあるという。さらにM君の車に乗ったとき、「ぼくの車はエンジン がかかると自動的にライトがつくようになってるんだよ。」と教えてくれた。 へええ、そうなんだ。 もっと納得することがあった。それはアメリカ人のほとんどが運転中にサングラス をしているからだ。サングラスをしていれば暗くって相手の車がよく見えない のだ。私も自分自身、サングラスをしてからわかった。本当に対向車がよく見え ないことがある。そしてライトがあればはっきりみえるのだ。安全重視。その ためにもヘッドライトは必要だ。 さらに、ちょっとでも曇っているとこちらの人はライトをつける。ライトを つけることにはとても敏感でいる。けれども日本のようにライトをフラッシュ して曲がってもいいですよという合図はほとんど見かけない。さらに、日本では 夜など信号で止まるとライトを消す人が多い。きっとこれはエネルギー節約の ためもあるが、どうやら相手にまぶしい思いをさせてはいけないという配慮から のようだ。しかしニューヨーカーたちは信号を待っている間でもライトを消して しまったら、あたりは真っ暗なので、車はピッチブラック(真っ黒)になって 正体すら消えてしまうほどなのだ。そのためにも信号待ちのときでもライトは 必ずつけておかないと誰かにぶつけられてしまう。本当に所変われば状況が変わり、 それに対処する方法までこうも変わるのだ。ひええええ。おそれいりました。
ノーラ・コーリ
|

また、本サイト運営者はここで紹介する個人・会社・団体とは関係ありません。
少しでも有益な情報を共有すべく、ご意見、訂正・追加情報をお待ちしております。
連絡は、
info@marugoto-shanghai.com までお願いします。
サイトに関する情報提供・お問合せはこちらからお願い致します⇒お問い合わせ
広告も募集中です。お問合せからご連絡ください。