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No.762005.12.04

『犬が放し飼い?』

    ここは閑静な住宅街。多くの人が犬を飼っている。しかし犬のほとんどは家の中にい る。つまり家の中で飼っている人がほとんどなのだ。しかし散歩をしていると時々外 に飼っているような犬にも出会う。先日は散歩途中大きな犬が飼い主の家の芝生に つったっていた。私は犬が大好きだが見知らぬ犬に向かって容赦なく進んでよしよし とするほどではない。そのためその大きな犬の妙に警戒心を持った目がこわかった。

    明らかにつながれていない。走ってきたら私は噛みつかれてもおかしくない。しかも 回りに飼い主が立っていないではないか。ああ、どうしようと思った。遠回りをして ほかの道から帰ろうか迷った。しかし近づいてもこちらに走ってくる気配はまったく ない。かといってすわってるわけでなく、立っていていつでも攻撃できるような姿勢 である。私はおそるおそるその犬の前を遠めに歩いてその場を過ぎようとした。結局 犬は一歩として私に向かってこなかった。

    さらに放し飼いの犬に出会うチャンスがまたあった。何度かそこを通る機会をもっ た。そこには白い犬が2匹もいる。そしてもちろん放し飼い。首輪のあたりを見ても つなはついていない。しかしその犬は一歩として飼い主の家の芝生から出たことがな い。いったいどういう厳しいしつけをアメリカ人はしているのだろうかと不思議で あった。

    そんなある日、友人が自分の犬の話をし始めた。そして外に飼っている犬の話が話題 に上がったのだ。そして彼女が明らかにしてくれた。

    「ああ、あれはね、首輪のところにセンサーがはいっていて、そのセンサーがある境 を越えると境を切っているセンサーが働いて、首を絞める仕組みになってるのよ。だ から痛みを知っている犬は絶対にそのセンサーを越えないのよ。よくできてるわよ ね。」

    いやいや、本当に犬の世界でもこれほどハイテクが進んでいるのにはびっくりであ る。またまた新しい発見であった。ニューヨークはどこまでいっても新しい発見の連 続だ。ああ、おもしろい。

    ノーラ・コーリ
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    Nora Kohri
    (Overseas childbirth and childcare consultant)
    info@caretheworld.com
    http://www.caretheworld.com
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書・木村怜由

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