
No.73 ・ 2005.10.16
『寸法がわからない』
こちらに来て一番最初に困ったのが温度。華氏ではどうにもわからないのだ。 さっそく表を作ってキッチンにかかげた。さらに日本に郵便物を送ろうと思っ たら1オンスでいくらと言われ、このオンスがどうしてもわからなくて、見も 知らぬ日本人に電話してしまったほどである。 後から思えばニューヨークでの暮らしなどのたぐいの本にいくらでも換算表が 載っていたのだが、最初は見つからずパニックであった。このオンスもまた表 を作ってデスクの脇に貼った。アメリカ人が自分のいなかの別荘の敷地面積を エーカーで伝えてくれるが私はちんぷんかんぷんである。そこまで広いともう 計算ができない。体重はポンドである。これはだいたいキロの二倍と見れば いいので検討がつきやすい。 しかし自分の体重を記入せよとなるとええ?なんだろう?とまた計算をした。 さらに車を運転していてスピードリミットが出てくる。街はだいたい40マイル。 けど40マイルとはどのくらいなのかわからないのだ。よく車の速度計を見たら なんとマイルとキロで書かれていた。これは便利。けれどもこれがわかったのも かなり後からだった。どうやら慣れるまでは時間がかかりそうだ。 しかし便利なことに一応なんでも両方で書かれているものがあるのがわかった。 たとえばメジャーカップはミリリットルとオンスで対応している。ジュースなど を入れる大きなジャッグもクウォートとリットルで書かれているものを購入 した。さらに体重計もキロとポンドで書かれているものがある。そしてメジャー も同じ。やっとのことで True Valueという雑貨店で見つけたが、多少お高く ついてもやはりセンチとフィートの二つの対応はわかりやすい。体温計も、 温度計も同じである。むしろ温度計は華氏と摂氏の両方でかかれたものが手に入りやすい。 このように探してみるとあるものだ。これで少し便利になってきただろうか? それにしても両方がかかれたものだけで揃えていくのには時間がかかる。 しかし探せばある。
ノーラ・コーリ
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