「NYっておもしろい!」 バックナンバーへ


No.662005.04.12

『消費者がえばってるニューヨーク』

    アメリカは消費者はお金を出す方なのだからきちんとした製品を手に入れる権利を もっていると主張している。だからちょっとでも壊れていたり、自分の望んでいたも のとは違っていると判断したらすぐ品物を返してしまうのだ。だから売る側としても  return policy とか refund policy というものをでかでかとレジの近くにパネル としてかかげている。それでも品物を戻す人が後を絶えないのである。特にクリスマ スの後は、どの店も返品の列である。返品専用のレジまで設けるところまであるくら いだ。それだけアメリカ人は自分が納得したものでなくては、手にしたくないのだろ う。

    他にも、こちらでは直すというよりは交換か返却しかないようにおもう。そもそも直 すという技術者もいないし、その方がお金も時間もかかるという考えだ。もったいな いように思うが、コンピューターもビールスに犯されただけで簡単に新しいものに変 えるものもいる。特にここニューヨーカーはとにかく忍耐力がないように思う。だか ら店側も新しいものに変えてあげるほうが消費者にとやかく永遠と文句を言われるよ り精神的に気が楽なのであろう。

    テレビやインターネットによる販売も盛んなアメリカ。ものを見て、手にとって買う 事がないだけに、望んでいたものと違った、試すこともできないので、使ってみたら 望んでいたものと違ったと言うことも多い。ましてや、10日でやせるって書いてあっ てその通りにならなかった場合でも使い始めた商品を返却できると言っている。絶対 にあなたを満足させます。Satisfaction guarantee とか銘打っているが、どこまで 本当なのか?

    いずれにしろ、しっかりと返却、交換条件を読んだ上で納得しないととんだ落とし穴 が待ちうけている場合もあるので要注意。ちなみに、ここ数年のニューヨークでの生 活で、私も返品には自信が出てきた。たいていのものはレシートを持っていけば、い つ買ったかも対して調べず、返品できるのには驚く限りだ。

    ノーラ・コーリ
    **************************************
    Nora Kohri
    (Overseas childbirth and childcare consultant)
    info@caretheworld.com
    http://www.caretheworld.com
    **************************************

上に戻る



提供情報の正確性・客観性については責任を負いません。予めご了承ください。
また、本サイト運営者はここで紹介する個人・会社・団体とは関係ありません。

少しでも有益な情報を共有すべく、ご意見、訂正・追加情報をお待ちしております。
連絡は、 info@marugoto-shanghai.com までお願いします。


運営&Copyright no border inc. since 1996
サイトに関する情報提供・お問合せはこちらからお願い致します⇒お問い合わせ
広告も募集中です。お問合せからご連絡ください。
「まるごとNY」 
トップページへ
書・木村怜由

NYの医療費も調査。
ニューヨーク旅行ならこの年会費海外旅行保険クレジットカード特集

ニューヨーク関連広告