
No.65 ・ 2005.04.10
『コマーシャルはおもしろい』
まずはアメリカのコマーシャルの特徴のひとつに比較がある。他のブランドを徹底的 にけなすのである。けなすという表現は妥当でないかもしれないが、とにかく他のブ ランドとの比較である。これはもう20年も前から行なわれていた。最初出てきたとき には驚いたものだが、Pepsi とCokeを比較するなど、はっきりと当時は他社のブラン ド名すら出していた。さすがにそれは減って、最近では other leading brands (他の有名ブランド)とかいっているが、それにしても最近では、日本もその比較を 取り入れ、特に洗剤での比較はもう慣れてきた。比較ブランドの容器を使ったりして どこのブランドかをほのめかしたりするところもなかなか手の込んだ仕法である。 あとアメリカのコマーシャルは限られた時間にものすごく多くの情報を詰め込むので とにかく早口である。あれを聞きこなせたらもうあなたやニューヨーカー。 それでもとてもビジュアル的に美しく、優れていて、きれいで心がなごむものもあ る。そのようなものには一番最後にどこの会社の宣伝かがぼんと出るくらいで、気持 ちがなごむので引きつけられ、その会社のイメージを植え付けられる。 違いはまだまだある。くだらない比較もあるが、娘は「アメリカのコマーシャルはみ んな埋められちゃうね。」という。子どもが大好きなお菓子にからだを埋められた り、大人ならお金でからだを埋められたり、本当に子どもはおもしろいところをつく。
ノーラ・コーリ
|

また、本サイト運営者はここで紹介する個人・会社・団体とは関係ありません。
少しでも有益な情報を共有すべく、ご意見、訂正・追加情報をお待ちしております。
連絡は、
info@marugoto-shanghai.com までお願いします。
サイトに関する情報提供・お問合せはこちらからお願い致します⇒お問い合わせ
広告も募集中です。お問合せからご連絡ください。