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No.482003.12.19

『働く人たちの制服』


    日本では制服を見直そうと銀行などでは金曜日だけ私服デーを設けたりしている。 しかし、制服は会社の顔でもあり、その人の仕事を表し、信頼を得るための道具 ともいえよう。特に不特定多数の消費者と公の場で接点がある人は制服が重要な 役割りを果たす。ここニューヨークでも外などで働く人の多くは制服に身を包ん でいる。

    一番目に付くのはやはり警察官、消防隊員、警備員、電車の車掌、郵便 局の従業員などであろう。自動販売機に缶ジュースを積め込む某飲料会社の従業 員は日本もニューヨークも同じ薄茶色に赤い細いストライプの入った制服だ。 とてもかっこよい。清掃車にまたがるゴミを回収する人たちは安全のため、どこ からでも目立つオレンジのシャツを着ている。ガソリンスタンドの従業員は 左胸にガソリン会社の名前が織り込まれている揃いの色のポロシャツを着ている。 薬局の従業員は脇でひもで結ぶフリーサイズのエプロンだ。

    ただし制服を着ている場は日本と比べるとアメリカは圧倒的に少ない。それは アメリカは自由を重んじ、個性を大切にする国であるからだ。銀行員はまず私服 だ。デパートの店員も私服である。そのため、胸につけている名札で従業員を 見分ける。クリニックの医者も看護婦も私服の人が多いが、病院の看護婦は色も 柄もさまざまな個性が強調された上下の制服だ。

    10月後半、アメリカはハロウィーン一色であった。まるでアメリカ全土で申し 合わせたように、オレンジと黒をベースにした制服のようだった。クリスマス が近づくと今度は赤と緑の制服にアメリカは包まれる。

    ノーラ・コーリ
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    Nora Kohri
    (Overseas childbirth and childcare consultant)
    info@caretheworld.com
    http://www.caretheworld.com
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書・木村怜由

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