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No.462003.10.08

『ゴミ収集車』


    世界のゴミ事情はおもしろいものがある。ニューヨークに来て地域によってゴミ 収集の仕方が違うこともわかった。たとえばスカースデールでは住宅街を巨大な ゴミトラックは走ることがなく、小さなかわいいミニゴミ収集車が走っている。 そしてそのミニゴミ収集車は大きな大きな白いゴミトラックのところまでゴミを 持っていくのだ。その大きな白いゴミトラックはとてつもなくでかいトラックで とても住宅街をたむろできる図体ではない。

    しかしところ変わって、ハリソンという地域では中型の、といっても日本では 大型になるが、まあ、その中型のゴミトラックが走っている。まずゴミを収集 する人が各家のゴミ箱の中身をローラーのついたオレンジ色の上が大きく口を あけたゴミバケツに集めていく。つまり曜日に合わせて、時間を見計らってゴミ を表に出す必要もないのだ。これは助かる。そしてそれを道路わきにおいておいて、 中型のゴミトラックがきたら、そのトラックに中身だけを投げ入れるのである。 ちょっと口で説明するとややこしく、そのものを見ればズバリなのだが、とに かく地域によってゴミの収集の仕方が違うということだ。

    さらに、ゴミを収集する人たちは、ハリソンではオレンジ色のトレーナーを着て いる。しっかりとユニフォームとなっている。もちろん、オレンジは目立つ色 ということもある。しかし、マンハッタンのゴミ収集の人たちは自由な服装で あった。暑い日などは本当にランニングシャツ一枚に半ズボンといういでたち である。重たいゴミで鍛えた彼らの筋肉は隆々しい。黒人の肌などは黒光りして いて朝の太陽が反射してまぶしいほどだ。

    ウェストチェスター地域では粗大ゴミも無料でもっていってくれるからありが たい。曜日が決まっていて、その日はおもしろい。私はジョギングをしている ので、どういうものをみんなが捨てているのかを観察している。大きなものは ベッド、マットレス、ダイニングテーブル、そして家具はもちろんのこと、なん でも大きなものを出している。

    リサイクルもきちんと実行されているが、すべての人が協力しているわけでは なく、かなりいい加減であるが、制度としてはちゃんと成り立っている。分け 方はまず紙類である。ダンボールから、包装箱、新聞紙、リサイクルできる紙 はすべて出せる。これも特にひもでゆわえることもなく、段ボール箱に入れて おいても、指定のプラスチックの箱に入れておいてもよい。ただ、プラスチック の袋には入れてはいけなくて、紙袋などに入れて、中がちゃんと見えればよい。 もうひとつのリサイクルはプラスチック類である。これも生ゴミと分けるという 意味のようだ。プラスチック類といったのはその中にはプラスチックはもちろん のこと、ガラス瓶、空き缶も入れてもいいからだ。

    これらのリサイクルものの収集トラックがまたおもしろい。なんと後ろから見る と入り口が2つに分かれている。ひとつは紙類、もうひとつの入り口はプラス チック類なのだ。

    ノーラ・コーリ
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    Nora Kohri
    (Overseas childbirth and childcare consultant)
    info@caretheworld.com
    http://www.caretheworld.com
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書・木村怜由

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