ニューヨークの街角から
Off Off New York Tours, Mr. 川島 の 『素顔のニューヨーク』 No.66 2007.03.05
『ニューヨークの雪対策』
ニューヨークに観光に来た人にとっては、雪だからといってホテルで休んで いるわけにはいかないだろう。どんな天候条件でも観光はしなくてはならぬ。 ここで必要になるのは、雪対策。通常の靴では滑るし、靴の中に水が入って 不快になる。靴は、10センチくらいの雪の上を歩いても靴の中に雪や水が入ら ないくらい、足首以上は保護される、防水の靴が必要だ。悪名高いニューヨ ークの道路事情。排水溝はないか、あってもゴミで詰まっているので、雪が 溶けると交差点や歩道と道路の境は深い水たまりとなる。水たまりに入って、 足を濡らすと、もちろん足はぐちゃぐちゃになり、そのうちに足から冷えて くる。 雪が降っている時は、こちらの人は傘など差さない。その為に帽子か首から 頭までかぶることができるマフラーやスカーフが必要となる。風がある時は 傘などまったく役に立たない。 他に必要なのは、寒い時に必要な手袋と耳当て。 道路の雪を除雪する為にニューヨーク市の除雪車は繰り出し、また店舗や アパート前の歩道の雪はその店舗やアパートの責任となるので、除雪はされる。 しかし寒いと雪はなかなか溶けずに、押しやられた山となって残る。また 日中暖かくなり、雪が溶けても、夜に寒くなり、溶けた雪が凍りだすと、 路面はつるつるになる。こうなると歩くのに苦難が伴う。 ニューヨークを冬に観光する場合は、長期天気予報を確認し、滞在中にある 程度の雪が降るようなら、ブーツでも防水の雪靴でも持参するべきだ。また 滞在前に降った雪が残っている場合もあるので、ニューヨーク到着1週間くら い前から天気を調べよう。14日に降った雪は、まだ数日残ることは必至だ。
川島裕次 |
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