ニューヨークの街角から

ニューヨークの街角から

『ニューヨークの街角から』 バックナンバーへ



Off Off New York Tours, Mr. 川島 の 『素顔のニューヨーク』 No.41 2005.04.24

『近代美術館(MOMA)の無料入場時間』

    昨年11月に約2倍の規模となって開館した近代美術館は、その規模、収容作品、谷口 吉生の建築で話題になっている。改築に4億2500ドル(約450億円)を費やしたこと で、入場料が20ドルと、全米で最も入場料が高い美術館の1つとなった。しかし美 術館は、お金の余裕のない美術愛好者や旅行者のために、金曜日の4PM以降は無料と いう奉仕をしている。弊社のお客さんから無料で入るためにはどのくらい並ぶのか と質問を受けていたので、私はアメリカのバケーション連休の3月末のイースター を過ぎ、やや観光時期をはずした4月8日に状況を見るために無料の時間に美術館に 向かった。

    美術館に到着したのは、4時5分前。新しくできた54ストリート口から館内にはいる と、入場券の窓口はまったく列になっていない。館内を混雑させないために時間ま で入れさせずに外で待たせているのだろうと思うが、人が並ぶための柵にも人は まったくいない。これはラッキーと思い、外に立っている係員にここに並ぶのかと 尋ねると、向こうへ行けと、柵の始まりの方を示す。柵がとぎれたところから入ろ うとすると、そこに立つ係員が、さらに向こうだという。すると建物が撤去された 空き地があり、ここに人がたくさん固まっていた。列は渦巻き状になっている。一 見固まりとしかみられない。4時を過ぎても列の移動は遅い。20分経ってもまだ空き 地を出ることができない。これはさらに30分ぐらいかかるかと思っていると、急に 動き出して、館内のチケットカウンターで入場券をもらう。約30分並んで入場する ことができた。

    建物の6階まで展示室があるので、エスカレーターで6階まで上がる。このエスカ レーターの移動中に時折空間があり、他の階を見ることができる。いろいろな角度 から館内を眺めることができておもしろい。6階は特別展階で、「コンテンポラ リー・ボイス」と題された現代美術であった。通常よりはやや混んでると思うが、 日本の美術館で催される特別展のような混雑にはならないので、美術鑑賞に余裕は 持てる。ただ現代美術はちょっと私などには何がなんだか分からない。それでも1 時間近くをこの階で費やす。4、5階はピカソ、ゴッホ、マチス、ポラック、デュ シャンなどで、以前の近代美術館から見慣れたものばかりだ。再度芸術家の作品を 確認する。館内は一層人が増えている。私は3時間近く、鑑賞しているので、足が疲 れてくる。3階の写真、建築階を足早に見る。足が痛みだした。しかしまだ2階があ るし、閉館の8時が迫っている。2階はコンテンポラリーで巨大な作品が多い。もっ とじっくり見たいが、閉館の知らせで、追い出される。最後は作品の前を通過する というような鑑賞となった。美術館を出たときには、足は棒のようになり、痛みさ え感じた。

    私のようにあまり美術は分からないが、好きな者で、3時間半、歩きっぱなしでも 時間は足りない。じっくり余裕を持ちながら鑑賞し、館内の名物カフェやレストラ ンで休憩するような人には、20ドル払っても人が少ない午前中から入場するのが ベストと思う。お金を絶対に節約したいと思い、また特定の作品だけを鑑賞すると か、じっくり見るつもりはなく、観光の記念ということで入場するなら、この金曜 日の4PM以降の無料時間を狙うのも1つだが、観光シーズンは列の待ち時間が非常に 掛かると思った方がいい。お金より時間が大切ということもある。ニューヨーク旅 行を十分に楽しむために、事前にしっかりと計画を立てることをお勧めします。

    川島裕次
    オフ・オフ・ニューヨーク・ツアーズ
    HP:http://www.offoffny.com

上に戻る



提供情報の正確性・客観性については責任を負いません。予めご了承ください。
少しでも有益な情報を共有すべく、ご意見、訂正・追加情報をお待ちしております。
連絡は、(株)no borderお問合せフォームからお願いします。


運営&Copyright no border inc. since 1996
サイトに関する情報提供・お問合せはこちらからお願い致します⇒お問い合わせ
広告も募集中です。お問合せからご連絡ください。
「まるごとNY」 
トップページへ
書・木村怜由

NYの医療費も調査。
ニューヨーク旅行ならこの年会費海外旅行保険クレジットカード特集

ニューヨーク関連広告