★面白Data
(花火) 7月4日独立記念日に、全米各地で花火が打ち上げられたが、90年に
6,760万ポンドだった米国の花火の使用量は、2001年には1億6160
万ポンドと10年で薬2.4倍に増えた。 (US Today)
(航空会社) 今年第14半期に米国の航空会社で乗客が最も多かったのはアメリカ
ン航空で乗客数全体の14.3%、以下デルタ航空13.8%、サウスウエス
ト航空の10.8%、ユナイテッド航空10%、ノースウエスト航空7.7%
の順。(米運輸局)
(手荷物検査)空港手荷物検査の信頼度をチェックする抜き打ちテストが全米で行わ
れた。ミスが一番少なかったのはマイアミで6%、続いてニューアー
ク9%、フォートローダデール10%の順。一番多かったのはシンシ
ナティー58%、続いてラスベガスとジャクソンビル50%、
ロサンゼルス41% (米運輸安全局)
(投資信託)米国では多くの人が投資信託を活用しているが、その仕組みが分からな
いと答えた人は「男性」38%、「女性」49%と多い。(USA Today)
(企業経営) エンロン、ワールドコムなどの米大企業の不正経理が経済界を揺るが
しているが、幹部が企業の不利益となる誤った行為を行っているか
どうかについて、「かなり行われている」40%、「ある程度行われて
いる」37%、「たまには起こる」19%、「全く行われていない」1%、
「分からない」3% (USA Today)
(レイオフ) 米国企業の従業員がレイオフされないために受け入れることは、「労働
時間の延長」74%、「無給休暇の実施」53%、「賃金カット」32%
★New York 発 News
ブッシュ大統領は、国民の肥満度が年々増加傾向にあることから、肥満防止と健康増進を
目的とした「健康フィットネス・スポーツ評議会」を設立した。評議員として元プロスポーツ
選手など20人を選出し、国民の運動機会を増やすイベントを主催したり、フィットネスの
効用を説いていく方針だ。
ブッシュ大統領は「心臓病の治療に今年だけで1830億ドル(約28兆円)が費やされる見込み
だ。10%の成人が定期的な運動をすれば何億ドルもが節約出来ると述べた。
肥満度はBMI指数(肥満度を示す指数で25を超えると肥満。30を超えると超肥満)で
表され、すでに国民の61%が肥満カテゴリーに入っていることから、政府は国民の健康管理
に積極的にアドバイスをしていく構えだ。
そして大統領は
1、1日30分の運動
2、健康な食生活
3、健康診断を利用する
4、喫煙をせずに、麻薬に手を出さず、飲酒もほどほどにする
という4点に気をくばれば国家が救われると力説した。マラソンランナーとして知られる
ブッシュ大統領は、毎日4マイルのランニングをしており、先日行われたホワイトハウス職員
だけの3マイルマラソンに参加し、ゼッケン1番をつけて20分29秒で駆け抜けた。55歳
としては「スピードランナー」で順位は213人中26位だった。
・アジア太平洋系に多いB型肝炎
保険・福祉省はこのほどアジア系アメリカ人の0歳から18歳にB型肝炎のワクチン接種を
受けるようにコミニュティーを通じて呼びかけた。アメリカでは約125万人がB型肝炎に感染
していると言われ、肝硬変や肝臓ガンなどを発症し、毎年約5000人が死亡。b型肝炎は
血液や体液を通して感染し、性行為や注射針の共有などが主な経路で慢性化しやすい。アジア、
太平洋地域に多く、B型肝炎の感染者、死亡者の半数がアジア太平洋系アメリカ人となっている。
(アメリカにおけるアジア太平洋系人は全体の4.5%程度)
・不況知らずの法律事務所 トップ100は過去最高益
法律業界紙「アメリカン・ロイヤル」が、「2001年法律事務所の収益全米トップ100」を
掲載した。1985年以来の毎年恒例の収益集計になる。
それによるとトップ100法律事務所の総収益額は、過去最高の350億ドルに達した。各弁護士
事務所のパートナー1人についての年間平均利益は、2000年よりも2%増の79万2000ドル
となった。又2001年には過去最高の採用人数を記録し。トップ100の法律事務所の平均弁護士
は621人に達している。
(州) (法律事務所名) (1人当たりの利益)
ニューヨーク ワクテル・リプトン・ローゼン&カッツ $316500
シカゴ カークランド&エリス 1500000
ロサンゼルス ギブソン&クラッシャー 1105000
アトランタ キング&スパルディング 895000
・「ピルは乳ガンと無関係」
米疾病対策予防センターを含む5つの医学関連機関による研究チームはこのほど、経口避妊薬
(ピル)の服用は乳ガンのリスクを高めないという調査結果を発表し、長年にわたるピルと
乳がんの因果関係への不安を否定した。
ピルには卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)が含まれており、
子宮ガンや卵巣ガンを防ぐ効果があると指摘される反面、乳がんがエストロゲンの過剰な分泌に
原因があるとされているため、ピルを長年服用していると、後に乳がん誘発のリスクを高める
のではという疑いがあった。1996年に行われた調査では対象が1000人以下と少なかった
ため調査としては不十分とされ、本格的な研究調査が求められていた。今回の調査は5都市
9200人、対象は35歳から64歳とピルがアメリカで使われはじめた世代を含むことで
「ホルモンの蓄積が乳がんを誘発する」という不安にも対処した。
ICS America 鬼沢寧子
Mail:icsamerica@gakuseijoho.com
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