ニューヨーク・ブラックカルチャーfromハーレム

ニューヨーク・ブラックカルチャーfromハーレム

New York Black Culture Trivia
New York Black Culture Trivia 2009.09.21
堂本かおる の 『from ハーレム』 (No.95)

いろんな宗教の人が同時にセレブレーション。

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           「ハーレム・ジャーナル」
    
       いろんな宗教の人が同時にセレブレーション。
    
    
                2009.09.21 Monday
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    今日はハーレムで毎年恒例の
    「アフリカン・アメリカン・デイ・パレード」があった。
    ちょうど私が主宰しているハーレム・ツアー終了時刻に
    パレードが始まるので、
    ツアーのお客さんに場所の説明などして解散。 
    その後に夫・息子と落ち合って、少しだけパレード見物。
    
    
    ブラスバンド&チアリ−ダーなんか見ると、
    大人でもやっぱりウキウキしてしまうのだな、これが。
    息子(5歳)も楽しそうだったし。
    アフロセントリック(アフリカ主義者)グループとかは
    微妙な感じだったけど。
    「黒人女性の会」みたいなグループは、
    おばさまたちが華やかなチャーチ・ハットを被って行進。
    選挙を控えているので政治家諸氏も参加。
    黒人消防士チーム、黒人警官チームも見たかったのだけれど、
    息子がいるので早めに退散。残念。
    
    
    今日は午前中から警官が数え切れないくらいストリートで出ていて、
    50人くらい固まってミーティングしていたり、
    バリケードを立てたりと準備がちゃくちゃくと進む中、
    民族衣装を着た西アフリカ人がたくさん行き交っていた。
    男性数人のグループだったり、
    小学生の息子とお父さんのコンビだったり。
    
    
    今日は約一ヶ月続いたラマダン(断食)が明ける日で、
    イスラム教徒にとっては大切なお祝いの日。
    2〜3年前の断食明けの日に、
    たまたまハーレム内にあるルトル・アフリカに行ったら、
    大勢の人が商店街の歩道に出ていて、皆、楽しそうだった。
    
    
    一方、ハーレムにやたらとあるヒップホップ系ブティックの中に、
    何軒か閉まっているところがあった。
    この週末はロシュハシャナというユダヤ教の祝日だった。
    だからオーナーがユダヤ系(しかも信仰熱心な人)の店はクローズ。
    ストリート・ファッションの店、
    アフリカン・アメリカンが経営しているわけではないのだ。
    
    
    同じハーレムの中にもいろんな人がいて、
    でも、お祝いが重なって、なんだか楽しい一日だった。
    
    
    ニューヨーク・ハーレム・ジャーナル



    堂本かおる 
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書・木村怜由

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