ニューヨーク・ブラックカルチャーfromハーレム

New York Black Culture Trivia 2006.08.10
堂本かおる の 『from ハーレム』 (No.80)
「ヒラリー・クリントン、ハーレムへ」
11月に上院議員選があり、再選を狙うヒラリーは選挙キャンペーン中なのだ。 とはいっても、対抗候補が弱いので今のところは再選確実な気配。そもそも ヒラリーは2年先の大統領選を狙っているとされ、それも含めた息の長いキャ ンペーンなのだろう。 とにかく、ヒラリーがやって来る時、入り口に子供を並ばせて、それぞれの子 に「W」「E」「L」「C」「O」「M」「E」/「to」/「H」「A」「R」「L」「E」 「M」/「Y」「M」「C」「A」と書いたカラフルな紙を持たせることにした。 なんだか、いかにもな感じだけれど、当然メディアもやってくるのでこれが テレビに写る。ヒラリーは「マイノリティにフレンドリー」ということをPR できるし、ハーレムYMCAは「ヒラリーが訪れるなんて大したものだ」という イメージを視聴者に与えることができる。両者ハッピー。だから、これも立派 な選挙キャンペーンの一環なのだ。 とはいえ、子供と握手するヒラリーを見るために早起きするのは、ちょっと しんどいので、私はサインだけ作って当日は欠席。さ来週に行われる、ヒラリー と他の候補者との公開ミーティングの方に行くことにする。事前にネットで 申し込むだけなので、誰でも気軽に参加できる。もちろん無料。 **** **** **** **** **** ***** **** **** ヒラリー歓迎サインを作るためのプリンターのインクが切れそうだったので、 ハーレム125丁目のオフィス用品店 Staples に行くと、入り口でG君にばったり 会った。 G君は若干20歳の大学生ながら、親が泣いて喜ぶ秀才でしっかり者。今は ハーレム選出の大物下院議員チャールズ・ランゲルの事務所でインターンを している。ランゲル議員はビル・クリントンと旧知の中で、クリントンの 事務所をハーレムに誘致したことでも知られる。 「いろいろな政治家が出入りするから、(弁護士&医者を目指す)ボクには すごいコネクションになってるよ」とG君。あいかわらず、きちんと将来を 見据えているなぁ。ストライプのYシャツと赤いネクタイもシャープな印象。 「そういう人たちと会うから、いつもちゃんとした格好しておかないとね」 やっぱりね、出来る人はこういうところから違うのだな。 **** **** **** **** **** ***** **** **** いずれにせよ、アメリカの政治は分かりやすくて面白い。もちろん、一般人に 見えないところには、いろいろ深いモノがあって、それが国政、外交を動か しているのだけれど、一般人も参加できる場面がたくさんある。これはアメ リカの良い部分だと思う。
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