ニューヨーク・ブラックカルチャーfromハーレム

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私はテニス大好き主婦です。メールマガジンをいつも楽しく拝読しています。 もし海外に行ける機会があったらぜひＮＹに行きたい。それもフラッシングメドウに・・・とず〜っと思っていたのに、 ひょんな事から去年２０００年記念のＮＹマラソンに参加しました。それはそれとしてとても素晴らしい体験でしたが、 やっぱり後悔がある。

あそこまで行っておきながら、テニスとは無縁の環境だったのに大満足してしまった。 ＴＶ中継を見ながら、ああ私もあそこに行きたかった・・・と思う今日この頃です。 もし機会があったら今度は本当にＵＳオープンだけに的を絞って行きたいです。 何か関連のレポートをぜひお願いします。　 若月

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こんにちは、ニューヨークの堂本かおる です。

USオープンは日本でも勿論、放映されたことと思いますからゲームの内容については触れませんが、今年の話題は、 なんと言ってもヴィーナス＆セリーナのウィリアムズ姉妹でした。ご存知のようにテニス界には黒人選手はまだ 極端に少ないのですが、数年前にふたりが突如彗星のように現れたと思ったら、今年はなんとふたりで女子シングル スの決勝戦となり、ご存知のように姉のヴィーナスが優勝しました。

試合は、アメリカ初の黒人スター・テニス・プレイヤーとして活躍したアーサー・アッシュ（1943-1993）の名前 を冠した『アーサー・アッシュ・スタジアム』で行われ、試合前のセレモニーでは大物黒人シンガー、ダイアナ・ロスが歌いました。 観客席には熱心なバスケ・ファンとしても知られる黒人映画監督スパイク・リー、 人気Ｒ＆Ｂシンガーのブランディやメアリ・Ｊ・ブライジ、８年前にＮＹ初の黒人市長となり、自らも 熱心なテニス・プレイヤーであるディンキンズ前市長などが顔を見せていました。また試合のＴＶ中継 中には、ヴィーナス＆セリーナが出演しているガムやファッション・ブランドのＣＭが流されました。

（188cmの長身ではきこなすブラック・レザー・パンツの格好いいこと！）ウィリアムズ姉妹 は21歳＆19歳という年齢の若さに加えて、インタビューなどでのチャーミングでリラックスした態度が 一般のティーンエイジャーにも人気なのです。

このように今年のUSオープンは、アフリカン−アメリカンにとって忘れられないものになりました。これからは ウィリアムズ姉妹に続く黒人テニス・プレイヤーが出て来るものと期待されています。

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