ニューヨーク・ブラックカルチャーfromハーレム

New York Black Culture Trivia 2010.10.29
堂本かおる の 『from ハーレム』 (No.105)
NY 公立47校が廃校に!
▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼ ■◆■◆■◆■◆■◆■◆■◆■◆■◆■◆■◆■◆■◆■◆■◆ 「ハーレム・ジャーナル」 NY 公立47校が廃校に! 2010.10.29 Friday ■◆■◆■◆■◆■◆■◆■◆■◆■◆■◆■◆■◆■◆■◆■◆ ▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼ ニューヨーク市の教育委員会が、 またまた「どうしようもないから廃校にする学校」のリストを発表した。 今回は過去最大の47校。小学校、中学校、高校を含む。 マンハッタンは7校がリストアップされている。 うち2校がセントラル・ハーレム、2校がイースト・ハーレム、 1校がウェスト・ハーレム。残り2校のみがミッドタウン。 マイノリティ人口の多いブロンクス、ブルックリン、クイーンズでは さらに大量の廃校がある。 けれどニューヨーク市内で唯一、白人が過半数を超えている スタテン・アイランドでは廃校なし。 マイノリティ地区の教育的不憫さがよく分かるリストだ。 ※ニューヨーク市は5区(マンハッタン、ブルックリン、 ブロンクス、クイーンズ、スタッテンアイランド)から成る 学校の質が低いのにはいろいろな理由があり、 単に「生徒の質が悪い」ということではない。 経済的に恵まれていない(=家庭教育が行き届かない)地区に限って、 学校教育もダメという仕組みが出来上がっているのだ。 つまり子どもにとっては内と外からのダブル・ネガティブ・パンチ。 (親と先生の両方に子どもへの教育能力がないとどうなるか?→悲惨。 ただし、教育能力の欠如は必ずしも愛情の欠如を意味しない。 それがまた、コトを複雑にする) 廃校になると、近隣に規模の小さな公立校を作り、生徒を分散させる。 チャータースクールを増やす。 先生や職員はとうぜん、クビ。だから組合は必死で反対運動。 ※チャータースクール=公立校として運営され、授業料は徴収しないが、 カリキュラムを民間の教育者や団体に委託するため、 私学並みに自由な教育方針を持つ学校。アメリカでは急増中。 ニューヨークでは公立学校の質の低い低所得者地区に集中している アメリカ、何事においてもキビシイ国。ニューヨーク・ハーレム・ジャーナル
|

少しでも有益な情報を共有すべく、ご意見、訂正・追加情報をお待ちしております。
連絡は、(株)no borderお問合せフォームからお願いします。
運営&Copyright no border inc. since 1996
サイトに関する情報提供・お問合せはこちらからお願い致します⇒お問い合わせ
広告も募集中です。お問合せからご連絡ください。