ニューヨーク・ブラックカルチャーfromハーレム
New York Black Culture Trivia 2010.7.18
堂本かおる の 『from ハーレム』 (No.101)
ギャングスタなんかメじゃない。
酸素吸入+ツエをついた強盗(実話)。
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「ハーレム・ジャーナル」
ギャングスタなんかメじゃない。
酸素吸入+ツエをついた強盗(実話)。
2010.7.18 Sunday
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7月の初め、マンハッタンの高級紳士服店に
酸素吸入タンク持参+ツエをついた老人が強盗として押し入った。
酸素吸入チューブを鼻に装着し、
でも、ちゃんと銃も持っていて、
客に向かって「これが喰らいたいか!」と言って3発発射。
幸いにも誰にも当たらず、
しかし、なぜか金も強奪できずに店を出て、
待機していたピカピカのキャデラックに乗って逃走。
……すごい爺さん。
その強盗が一昨日、メリーランド州で死んだ。
ニューヨークを後にしてメリーランドに行った爺さん、
いきなりモーテル2軒を強盗。(酸素吸入はしていなかったそうだ・笑)
それを通報されてパトカーに追跡され、
カーチェイスの挙げ句に運転を誤って事故り、死亡。
……すごい人生。
そのニュースを見たハーレムの知人が驚いた。
爺さんが死ぬ2日前に、アパートでその爺さんを見掛けたと言うのだ。
同じアパートの他所の家に「親戚」と称して来ていたらしい。
称していたというより本当に親戚なのだろう。
親族に逮捕歴のある人間は皆無という家、少ないし。
これもニュースによると実は63歳で、
今どきの63歳、特に黒人は若く見えるので全然、年寄りではない。
けれど爺さんを見た知人によると、70代の老人、しかも病気に見えたそうだ。
そんなコンディションでも強盗3連発。
犯罪者人生を全うしたわけだ。……すごい根性。
ところで、酸素吸入強盗はこの爺さんだけではなく、
カリフォルニアにも一人いるらしい。
監視カメラに写った姿を見る限り、やはり70代くらい。
去年の秋から10件以上もの銀行強盗を働き、
いまだにつかまっていないのだ!
ここまで来ると、
そのへんのギャングスタ・ラッパーなど、まるでひよっこか。
ビギーや2パックよりも、こんな人物の伝記映画が見てみたい。
他人に脅威を与えることで
人生が成り立っているわけで迷惑千万だけど、
もう誰も何もしようがないし、
本人も今さら更生するつもりはさらさら無いのだろうし。ふーむ。
……でも、酸素吸入って、
それだけで身元がバレそうな気もするけど。
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