エピローグ (No.51)

エピローグ (No.51)


2003.12.15

思いもかけず長い時間がとれました。
失業と言う形で収入はない状態でしたがそれでも仕事をしていてはできない色んな事ができました。
その内の一つがこれでもあります。

本当は出版を考えていました。そして、原稿を出版社数社に送ったのですが「共同出版」と言う私もお金を出す形の出版のご提案しかありませんでした。
収入のない身ではとてもこの形での出版はできません。
そして、考えついたのは「まだその時期ではない」と言うものです。

私はいつも「世の為、人の為」に何かをしたいと思っています。
今の時代、こんな事を言うのは本心ではあり得ず、うさん臭く思われるのですがそれでも私はこころからそう思っています。そして、その為にこれが出版できればいいと考えたのですがそれができない。と言う事はつまりまだその時期ではないと考えたのです。
まだまだ「世の為、人の為」になっていない。まだ足りない。もっともっと「世の為、人の為」にしなくてはいけない。そう言う意味だと思いました。
そこで、出版できようができまいが関係ない。
本当に「世の為、人の為」なら有料で販売する出版と言う形ではなくこのようにネットで公開する方がいいのではないか?
と思いあたり今回このような形で公開する事にしました。

私の経験は本当に誰かの役に立つのだろうか?
そんな疑問は今もあります。でも、少なくとも興味を持ってくれる人はいるだろうと思いますし、
何らかの参考にして戴ける事もあるだろうと考え思い切って公開しました。

私の経験が役に立つのならそれは前の妻、子ども達のおかげであり、今の妻、子ども達のおかげでもありますし、また、多くの人々のおかげです。
人生は人間関係です。今まで出会った方すべての方たちのおかげで私の経験が生まれました。
そんな貴重な経験を与えてくれた皆様に心から感謝申し上げます。

そして、ここまで読んで下さった方へ。
どうでしたか?役に立ちそうですか?
若輩者の私ですから理解に誤りがあったり独善的な内容もあったかも知れません。
内容に不適切なところもあったかも知れません。それなのに最後まで読んで下さってどうもありがとうございました。

少し前、家内から「偉そうだ」と言われました。
そう言われて見ると、謙虚と言う事を強調している割には「偉そうに」書いた内容もあります。
「これは違うのではないか?」とか「何を偉そうに」と思われた事でしょうが、どうか、お許し下さい。
そして「偉そう」ついでに申し上げると、この文章は中国の日系企業での事を書いていますが、
日本にある企業にもあてはまると思います。
外国での話ですから日本の状況に比べてよりはっきりと感じただけだと思います。

本文中にも書きましたがこれからの時代は「本物」の時代だと思います。
日中関係だけでなく、一人でも多くの方が私の幼い考え方から何かを得て戴けたら無常の喜びです。

最後にこれを読まれた方お一人お一人にすべての良き事がなだれのごとく起きるように心から祈っています。

2002年12月13日 大阪の実家にて

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YAMAOKA yoshinori

yammy@mti.biglobe.ne.jp


http://www2s.biglobe.ne.jp/~yammy/

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