中国は変わった?変わっていない?(その4) (No.4)
2000.10.15 私は上海である繊維関係の会社を経営させてもらっています。 その前も南京で会社経営に携わっていました。 中国語ができる私は従業員との交渉も自らあたる事になります。 その中で感じる事は、「中国人の根本はやはりある傾向がある」と言う事です。 それは「自己主張が強い」と言う事です。 かなり前ですが、上海の新聞(新民晩報)に次のような笑い話がありました。 ある人が脚立の上でペンキ塗りをしている。 脚立の下では歩行者が往来している。 ペンキを塗っている人の手が滑って、ペンキの入ったバケツが下に落ちた。 運悪く、下を歩いていた人の頭からバケツが落ち、その人はペンキだらけ。 「何をするんだ!」 と言われたペンキ塗り。逆に食って掛かります。 「そっちこそ何をやっているんだ!!!下にはたくさん人が歩いているのにお まえにかかると言うのはおまえが悪いからだろう!!!」 中国の漫才(相声)もそうですが、笑い話とは言え、かなり確実に真実を捉え ていると思います。 でも、これは決して悪い事ではないのでしょう。 「何があろうと自分の責任になるようにしない。」 これは他の外国でも当たり前なのかも知れません。 変わる中国。でも、変わっていない事もあるんだと言う事だと思います。 ======================================== YAMAOKA yoshinori yammy@mti.biglobe.ne.jp http://www2s.biglobe.ne.jp/~yammy/ ======================================== 「Yammyレポート」 バックナンバー
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