中国は変わった?変わっていない?(その3) (No.3)
2000.10.08 前回、タクシーの運転手で中国共産党の悪口を言う人がいると申し上げましたが、 もう少し具体的に。 共産党がだめだと言う話はしょっちゅう聞くのですが、こんな考え方をしている運転手がいました。 その運転手はある国営企業のタクシー会社に勤めているのですが、 その会社のやり方は車を運転手に貸し出して、毎月、貸し出し料をを取るのです。 場所によって違うのですが数千元。 運転手はガソリン代、修理代、車検費用など全て自分が負担し、 毎月の水揚げからそのお金を上納するのですが、その運転手は水揚げが足りないので上納できない。 でも、こういうのです。「どうせ共産党のお金だから支払わなくてもいい」 つまり、この中華人民共和国は共産党がしきっていて共産党の国である。 経済も全て共産党が牛耳っていて一般庶民は満足できない。 だから、例え会社(この場合国営企業)に支払えなくても、好き勝手にしてい る共産党のお金であり、自分はその枠の中だけで生きている。だからお金が支 払えなくても関係ない・・・ 共産党幹部の汚職についてはかなり前から取り締まられており、テレビや映画 でも皮肉の形で取り上げられていますが、この共産党に対する考え方は今もあ まり変わりないようです。 ======================================== YAMAOKA yoshinori yammy@mti.biglobe.ne.jp http://www2s.biglobe.ne.jp/~yammy/ ======================================== 「Yammyレポート」 バックナンバー
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