最近の上海事情 (No.28)
2002.1.27 日本から色んな形で人が来ています。 それも普通?の人たち、特に若い人たちが。 日本料理「誠」の若旦那を始めとして、日本料理屋さんの総経理や店長、明ら かに日本人客を意図した日本食材屋さん、ケーキ屋さん、パソコン関連・・・ それに「上海で働きたい」と日本からやってくる人々・・・これからますます 増える事でしょう。私の所にも色んな相談が来るぐらいです。とにかく上海で 働きたいと言う人。もう少し具体的にカレー屋さんを開きたいとか、ケーキ屋 さんを開きたいとか言う方・・・私も昔は中国で働きたいと願い、その為に転 職もしました。中国で働きたい。一部の人たちにとってはとても魅力的なんで しょう。 私のある知り合いは、日本で働いていたのですが、会社を辞めて中国に留学に 来て、語学を習得するとともに、「無料」でアルバイトをして仕事を学び、コ ネクションを作り、今も中国で働いています。 ラーメン屋さんを経営している人もいれば、上海に骨をうずめるつもりで儲け を度外視した西洋レストランを開いている人もいます。 おみやげ物やさんを開いている人もいますし、個人で不動産投資をしている人 もいます。 最近では日本でもあまりお目にかかれないような美味しいカレー屋さんを出し た方もいますし、母娘でお好み焼き屋さんをされている方もいます。 もちろん、会社関係で来られている方がほとんどでしょうし、工場や会社の経 営者もたくさんおられます。 でも、最近の特徴と言えば、会社関係ではなく、あたかもニューヨークや以前 の香港に「とりあえず」赴き、かの地で生きて行く。 そう言った人たちが少しずつでも増えているように感じます。 資金的にも十分持っていない。でも、とにかく上海に行って何とかしたい。 そんな方たちが「成功」と言う「夢」を追いかけて上海に来られる。 今の上海はそんな所になっているようです。 成功している方。もちろんおられます。また、何とか暮らしていると言う方も おられます。そして、失敗している方もおられます。 このメルマガをご覧の方の中にも、何時の日か上海で一旗上げたいと夢見てい る方もおられるでしょう。そのような方にアドバイスさせて下さい。 成功されている方は皆さん「本気」です。日本ででも成功されたでしょう。 中国と言う逃げ場ではなく、日本でも成功するだけの「真剣さ」を感じます。 そして、もう一つはやはり「謙虚さ」です。自分の事が一番解りにくい。 中国語では「自知之明」。自らを知る。この事こそが「明」なり。 お店をするにしても何にしても、何度失敗してもやり直す根性は当然必要です が、自分勝手な判断に陥ることなく、謙虚に周りの人の意見を聞き、しかも、 色んな意見に惑わされる事なく、自分の偏見や経験にも惑わされる事なく、や り続けるだけが成功しているようです。 成功者とは成功するまでやり続けた人の事。 ======================================== YAMAOKA yoshinori yammy@mti.biglobe.ne.jp http://www2s.biglobe.ne.jp/~yammy/ ======================================== 「Yammyレポート」 バックナンバー
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