中国は変わった?変わっていない?(その2) (No.2)
2000.10.07 私が仕事で始めて中国を訪れたのは1985年。 ちょうど、中国の開放政策が波に乗り、第一次中国ブーム?の頃です。 ある関西の日中友好商社の老舗にいたのですが、その時には次のような注意を 受けました。「中国に行ったら、中国人に十分に敬意を払うように。公司(日本で言う会社) の人も、日本人だからと言う事で丁重に応対してくれるし、会ってもくれる。 それを誤解しないように。普通では会えないような中国人と会っている事を忘 れないように。そして、ホテルでもタクシーでも決して中国人に迷惑をかけな いように。特にホテルでは朝、必ず自分でベットをなおしように。ごみなども キチンを処理するように・・・」 今では考えられませんでしょう? 今は日本からの飛行機に乗っても様々な方々が乗られています。 でも、誰一人として上述のような事を意識している方はおられないでしょうし、 また、その必要もないのが今の中国です。 タクシーでも当時は外国人と話す事はほどんどありませんでした。それは外国 人と通じると以前の文化大革命の時のようにそれが原因で処罰されると言う事 を恐れての事ですが、今はそんな事は全くありません。 それどころか中国共産党の悪口を言う人も普通です。 当時は地方の都市はまだ未開放で、中国国内なのに別のビザがいる時代で、そ んな時代と今を比べるのは意味がないかも知れませんが、私にとってして見れ ば、中国の変化を一番示している事柄なのです。 ======================================== YAMAOKA yoshinori yammy@mti.biglobe.ne.jp http://www2s.biglobe.ne.jp/~yammy/ ======================================== 「Yammyレポート」 バックナンバー
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