
Mr.Yamaokaの 上海レポート
第二弾!!
「言葉について(その2)」
日本人について、いえ、日本語については以下のような特徴があるようです。 「本当に言いたいことは最後に言う、或いは言わずに雰囲気でわかってもら おうとする。」 例えば、短い文で見てみると、 「私は今ご飯を食べたいわけではない。」 最後の「わけではない」を聞かず「ご飯を食べたい」だけなら全く逆の意味に なってしまいます。 さらに長い会話文になると、最終的には「結婚して欲しい」ということを言い たい。或いは伝えたいのですが、次のようになると思いませんか?
「僕が始めてあなたとあったのは確か五年前の寒い冬の朝でした。」
「そのときの僕は、これまでの人生に疲れていて、もう何もかもがいやに
なっていました。」
「そんな時にあなたの会ったのです。私にとってあなたはどんなに輝いていた
かわかりますか?」
「あなたに出会ってからというもの人生の輝きが戻り、僕は生きる張り合いが
出てきたのです。それもあなたのおかげです。」
「あなたは最初僕には興味がなかったようですね。でも、それでもよかったの
です。僕はあなたがいるだけで十分だったのです。」
「遠くからあなたを見ているだけで僕は幸せだったのです。」
「でも、そのうち、時々一緒に食事をするようになりましたね。」
「いろんなことを話すようにもなりました。」
「そうやって過ごした五年間でした。とても充実していて幸せな五年間
でした。」
「この五年間に、あなたは別の男性と付き合ったこともありますよね?そして
結局うまく行かなかった。あの時、僕はとても寂しかったのですよ、僕が
どんなに寂しかったかあなたにわかりますか?」 ※もうみなさんもイライラしてきたかも知れませんね。「この人はいったい 何がいいたいのか?」って。通訳を通していると時間も倍かかるのでイラ イラ度も倍増します。
「そんなとき、僕にははっきりわかったのです。僕にはあなたが必要だと。」
「だから、今日、あなたに来てもらったのです。そして、私の気持ちをわか
って欲しいのです。」
「どうですか?私の気持ちはわかってもらえましたか?」 少し強調していますが、実際の仕事の場でもほとんどこのような会話に終始 しているようです。 よく「日本人の話は直接的ではなく、回り道をする」と言われますが、 「回り道」ならまだいいのですが、実際には上述のように「言いたいことは はっきり言わず、それでいてわかってちょうだい!」ということが多いと思い ます。 ある一流商社では新人研修で「外国人との会話では先ず結論を先に言うように」 と教えられるそうです。 日本人は「腹芸」というのでしょうか、「あいまい」というのでしょうか、 或いは直接的な表現は相手に対して失礼と思っているのでしょうか、言葉だけ でなく反応を見ながらの会話を大切にしているのか、いずれにしても「結論」 や「目的」を伝えるというよりも「自分の気持ちをわかって」という会話に なりがちのようです。 でも、中国はやはり外国。日本とは文化が全く違います。 「気持ち」を大切にする日本語。 それはそれで素晴らしい文化なのですが、外国での仕事では「意味」を伝える ことを最優先にして「何を伝えたいのか」をよく整理して発言することが 仕事や人間関係をスムースにするコツなのかも知れません。 え?それでは心が通わない? 大丈夫です。 言葉は通じなくても、いえ、通じないからこそ中国人は日本人の表情や表現 方法をじっと観察していますし、心の中で何を考えているかについて敏感に 感じ取っているようです。「相手を大切にする気持ち」があれば、それは ちゃんと伝わるようです。そして、その逆もちゃんと伝わっているようです。 「大切なものは目に見えない。」 何度もご紹介している「星の王子様」の中のキツネの言葉です。 言葉は通じなくても何を思っているかは伝わるし、また、言葉がわからない からといって相手を傷つけるようなことを言うとそれはちゃんと伝わっている。 そのことがはっきりわかるのが中国なのかも知れません。
Yammy |
第一弾「Yammyレポート」 バックナンバー
また、本サイト運営者はここで紹介する個人・会社・団体とは関係ありません。
少しでも有益な情報を共有すべく、ご意見、訂正・追加情報をお待ちしております。
サイトに関する情報提供・お問合せはこちらからお願い致します⇒お問い合わせ
広告も募集中です。お問合せからご連絡ください。


