2号初現地幼稚園(No.5)

2号初現地幼稚園(No.5)


 2004.12.28

2号は、1年間日系の幼稚園で過ごしていました。私の中で、2号の学校の事を
どうしようかと考えていた時、ある方がお子さんを中国の学校へ入れていると
言う話を聞きました。

それまで、どんな学校があるのか、どういう教育方法なのか・・・ 全くわか
らない私だったのですが、その方に話を聞くことができました。とにかく、
現地の学校は、言葉の問題。勉強ではついていくのは大変だろう。という事。
教育方法も日本との過去の問題、老師の厳しさ・・・等々。

私は、日本人 まして、駐在員の家族なわけで、いつ日本へ帰るのか全く不明。
それなのに、日本人学校へ入れない理由。ただ、単純な物です。「中国に来て、
中国の学校を知らないのは勿体ない。」その私の冒険が大げさかもしれません
が、2号の人生を変えてしまうのかもしれない。そんな考えもありました。

試してみても、もし、2号に合わなければ、日本人学校へ入れればいい。この
考えで、2号を中国の幼稚園・中国の学校へ入れる事にしたのです。

まず、始まったのが、幼稚園探し。2004年3月に日系の幼稚園を卒園。2004年4月
〜7月まで中国の幼稚園にいれ、9月が小学校へと考えていたので、3ヶ月だけ受
け入れてくれる幼稚園を探しました。

ある方が2箇所の幼稚園を紹介してくれたのです。その1箇所に決めたわけですが、
決めた理由・・・子供たちが明るい。卒園した日系の幼稚園のそばで、2号が
安心できるかも?しかし、反対に卒園した幼稚園が近くだからこそ、里心が湧き
出て、新しい幼稚園に馴染めないかも?という気持ちがありました。

もし、寂しくなったら、園庭から以前の幼稚園に向かって叫びなさいね〜。と
言いながら、2号、通いはじめました。

もちろん、2号、「どうして、僕は日本人学校へ行かないの?」と聞くときも
ありましたが、「中国に居るんだから、中国のお友達ができた方がいいんじゃ
ない?」と答えていました。

そして、初登園の日。この日の事、私には忘れられない日となりました。雨。
初登園という事で、私も一緒に幼稚園バスに乗り込みました。隣に座る2号。
言葉少なめ。緊張しているのが、よくわかります。下を向いたまま、涙を我慢
していました。

ただ、2号に言える言葉は、「わからない。(←中国語)と言えばいい。」それを
何度も繰り返し、「顔を上げるように」だけ言っていました。「うん。うん。」
と答える2号。2号に対して、私の勝手な都合を押し付けてるだけ?と、自問自答。
2号が今までした事のない顔・・・あふれてくる不安を見て、本当に後悔してた
数十分でした。

幼稚園に到着。始めに園長室へ行き、挨拶。その後、2号を連れて、教室へ。
教室へ入ると、老師の言葉もあり、これから一緒に幼稚園を過ごす子供たちが
一斉に2号を見ました。老師が、2号に名前を言わそうとするのですが、いつもの
大きな声の2号とは違い、蚊の鳴くような声。ですが、子供たちが2号に声をかけ
てくれ、本を持ってきてくれたり、色々面倒をみてくれていました。

ただ、この日、初めて知ったのですが、日本人の女の子が一人在籍してた事が、
2号の救いとなったようです。

私は、暫く教室の中で2号を見ていたのですが、私が居ると2号にとってよくない
と思い、その日、2号を置いて、家路につきました。

・・・この続きは、次回へ。

2004.12.28

つくし (管理人)
1号  ♂ 13歳
2号  ♂ 7歳
3号  ♂ (旦那様)(爆) 

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