上海で就職。人材紹介会社の使い方3
6:仲介業者の見分け方
就職案件が少ない仲介業者の見分け方
対日本人向けの就職案件数より、対中国人向けの就職案件が多い会社は、
当然、日本人である我々に紹介できる企業数が少なくなります。
それを見分ける方法を紹介します。(当然例外もあるので参考までに)
�@対応に応じるスタッフが日本人なのか、中国人なのか。
日本人求職者が多い会社の場合、日本人担当者が大半を対応します。
私は、一度、中国人担当者が担当になったことがありましたが、
その会社は、対中国人向け求人が多いとの事でした。
�A事務所を構えている場所が何処にあるか。
事務所が余り一般的ではない場所の場合、対中国人向けが多い気がします。
�B受付のスタッフ女性の服装。
対中国人向けの場合、受付女性の格好は非常にラフです。
�Cメールのやり取り。
登録をして第一報のメールで大体わかります。
仲介会社によっては大変失礼に感じるメールをよこして来ることもあります。
私の体験談でいうと、
第一報にも関わらず、なぜか、メールの件名に"Fw"(転送)の文字。
そして送られてきた文面は誰かに返信をした形跡を残した文面。
雛形を使うのは問題ないですが、送られてきた文章の全てに「>」という
返信の形跡が付いたメールでした。ビジネスマナーが出来ない担当者が
果たして安心した企業案内をしてくれるのか心配になりました。
7:こんな仲介業者は行く価値あり!の条件(勝ち組な仲介業者)
必ずや下記のような仲介業者は
あなたの力になってくれるでしょう。
�@担当者の対応が素早い
�A担当者の対応が丁寧
�B担当者に安心感がある
�C担当者のビジネスマナー有無
(送ったメールに対して返信があるかどうか、のレベル)
�D紹介先企業への連絡が素早い
�E事務所の立地が良い
�F履歴書や経歴書のフォーム指定がない
�G担当者が事務的ではなく友人のように対処してくれる
�H企業の採用担当者と、仲介業者の担当者の意思の疎通が出来ている。
8:こんな仲介業者は行く価値なし!の条件(危険です。負け組まぢか)
下記に当てはまるチェック項目が多ければ多いほど、訪問するのは時間の無駄です。
(一概に言えない部分もあります。)
�@担当者の対応が遅い
�A担当者が日本人と偽って中国人が対応している
�B担当者の対応が雑
�C担当者に安心感がない
�D担当者のビジネスマナーがない
�E照会先企業への連絡が遅い
�F事務所の立地が悪い
�G履歴書や経歴書のフォームに指定がある。(エクセルで簡単入力などになっていれば別問題)
�H担当者が事務的
�I企業の採用担当者と、仲介業者の担当者の疎通が出来ていない。
9:その他の注意事項
�@複数の仲介御者を使う場合の注意点
色々な仲介業者を利用すると必ず聞かれる事は、
「他の仲介業者を使っているか」という質問です。
ここは、隠し事はせずに本当の事を伝えましょう。
そして、仲介会社が紹介してくれた企業名については、
仲介業者単位で企業名を整理しておきましょう。
理由は、各仲介業者が管理する企業情報には重複があるからです。
違う2つの仲介業者から、同じ企業を推薦されてしまった場合
「情報管理が出来ていない」と求職者側の管理能力を
問われる事になります。
これは、少なからず求職者(自分自身)にとって
マイナス材料となってしまいます。
ですので、どこの仲介業者がどの求職案件を紹介してくれたか、
という状況は最低限把握し、管理しておきましょう。
あと、ちなみにですが、
企業面接に行ったあと、その企業の雰囲気を仲介業者に詳細に伝えることもポイントです。
あまり好きな雰囲気の企業ではなかった場合、その雰囲気を伝えておけば、
次回から、そのような雰囲気をもつ企業を避けて、紹介してくれるようになるからです。
また、仲介業者側も、その企業がどのような会社なのか知っておきたい、という事情もあり、
会社の雰囲気を伝えることは、喜ばれます。
�A2008年9月現在の求職者へのビザ状況
北京オリンピックの直前から、ビザの発行、海外からの入国制限が大変厳しくなっています。
その為中国で働ける外国人にも条件が最近変更されています。
それは新卒者への労働ビザ発行の停止。
また自国・中国での職務経験が2年以上ない者へ
の労働ビザの発行停止。
(特例として降りる場合もあるようです)
また、新卒者ではなくとも今までの職歴と
異なる分野に職種希望をしている者に対して、
ビザ発行が禁止されています。
つまり、もしもIT業界経験が2年以上ある人物が
全く異なる職種で働こうとした場合に、
労働ビザが発行されないのです。(条件によっては降りる可能性があることも)
ただし、私が経験したところでは、
IT開発経験が2年以上ある経験者が、IT営業などへ就職を行う場合は、
比較的、簡単にビザ発行が可能とのことでした。
(経験を生かした職種・業界に就くことには問題がないという事のようです)
上記のことは以前から言われていたことなのですが、
オリンピック前後で、特に厳しくなったとのウワサです。
新卒者の制限をする事については、
中国人新卒者の雇用保護という意味があるのかもしれません。
職歴がある者に対してビザ発行許可がゆるいのは、中国にとってメリットがあるからでしょう。
それは中国人新卒者、または中国自体が外国の職務経験者からの
恩恵を受ける可能性が高いからと推測します。
いかがでしたか?
個人的な分析も入っており、少々偏っている情報かも知れません。
ただ、現在乱立しているとも言える、仲介業者の中で、
良い業者&良い担当者を選ぶことは、結構、苦労します。
ですので、この文章を参考に、効率の良い仲介業者を捜し当て、
自分にあった好条件の内定を勝ち取ってもらえると、私も嬉しいです。
終わり。
タグ
カテゴリー:上海インターンシップ特集2