2011.3.2
盗人再び@中国盗難の手口と対処
先日いかにも怪しい中国人が来店。
こういう人たちは、
一人しかいないお店によく来ます。
(相手が二人のときは要注意です)
この時のアルトもたまたま他スタッフが
外に出かけている時でした。
※怪しさレベル1
今回の盗難の手口としては、
「ちょっとこれについて聞きたいんだけど...」
と、見せてきた携帯メールからでした。
わざわざ外国人に見せる必要はありません。
本当に困っているなら、周りにお店もありますし、
中国人もたくさんいます。
※怪しさレベル2
どう見ても、アルトコーヒーに来るような
お客さんではありませんので、また盗人が来たか、、
と思ったわけですが、ちょっとその男を観察していると、
これについて聞きたいと言ってきたわりには、
店内をキョロキョロ見回しています。
店内を見回すというのは、
もちろん普通のお客さんもしますが、
明らかに普通のお客さんの動きとは違い、
挙動不審にキョロキョロと小刻みに見回しています。
たぶんその男が見ている点としては、
・お店の配置や構造
・逃走ルートの確保
・他の人間はいないかどうか
・金目のものはないかどうか
・すぐに盗めるものはないかどうか
です。
この時点で明らかに何かが違うと感じました。
※怪しさレベル3
ほぼこの時点で盗人確定だと判断したので、
こういう場合は、一切話を聞かないに限ります。
少しでも話を聞くそぶりを見せると、
人の優しさにつけ込んできます。
それはつまり、
相手に盗むチャンスを与えることになります。
相手は、盗むチャンスを一瞬でも作ればいいので、
話が長くなればなるほどチャンスは増えます。
なので、チャンスは一切与えないに限ります。
野村「すいません、僕にはよくわからないです」
と言うと、
男A「ここは何のお店なんだ?
友人にプレゼントを買っていきたいんだ...」
と切り返されました。
こういう人たちは、
話がコロコロと二転三転します。
※怪しさレベル4
で、さらに、
野村「中国語はよくわからない、申し訳ない」
と言い切ると、
男A「金はあるんだよ、、ほら」
と、お金の束をポケットからだして、
わざわざ見せてきます。
※怪しさレベルMAX
ここまで来れば怪しいと誰もが感じるでしょうが、
最後にお店の外まで出すことを忘れてはいけません。
怪しい、、、でも、そこまで言うなら
お店を見るぐらいはいいだろう、、
自分が気をつけていけば大丈夫だろう、、、
と思っていると、まんまと何かが盗まれます。
お恥ずかしい話ですが、
僕はこれで過去にお金と携帯を盗まれました。
僕の友人はパソコン一台を盗まれてます。
なので、怪しいと感じた人は、
しっかり外までお見送りしてあげて下さい。
最後に、相手(盗人)からすれば、
僕らの隙を一瞬でもつければ
ものは盗むことができます。
例えば、書くものがほしいから
紙とペンを貸してくれ、、といった時に、
盗人に一瞬でも背中を向ければ、
机の上のモノ(例えば携帯)はすぐに盗めます。
そして、頭のいい盗人であれば、
携帯を盗んでからすぐには帰らず、
少し会話を続けながらこちらを観察します。
何を観察しているかと言うと、
携帯がなくなったことに気付くかどうかを
会話を続けながら観察しています。
もしこの時点でこちらが「あれ?」と思えば、
一緒に探すふりをして、返すこともあるでしょう。
でも、日本人の場合、
ほとんど気付かないと思います。
僕もまさか自分のお店の中で、
何か盗まれるとは思いませでしたから(笑)
ここは日本じゃないってことを、
忘れちゃいけませんよね。
アルトノイラントコーヒー 野村浩哉
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
2004年4月 アルトノイラントコーヒー設立。現在は、珈琲教室や
さまざまなパーティー・イベントでのコーヒー提供、店舗へのアドバイザー
なども務める中、時間のある限り自らが電動自転車にまたがりコーヒーを
宅配している。
■ 北外灘店:上海市虹口区 北外灘呉淞路30号<<上海大厦裏>>
Tel: 021-6393-0053(珈琲豆配達可)
・http://plaza.rakuten.co.jp/hicafe/
・http://www.alt-coffee.com/
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「上海珈琲生活のススメ」 バックナンバー
タグ