上海大火災の補償は・・・
2010-11-21 皆さん知っていると思いますが、 11月15日に上海静安寺近くの教師公寓で、 大火災が起こりました。 このマンションは2000年ぐらいに建てられた高層マンションで、 若干古さが目立つんですが、静安寺7号線駅に近くて、 便利で、実は、私も見学に行った事がある物件でした。 そのマンションがまさか火災でなくなってしまうなんて・・・ 中国のマンション安全管理はずさんで、 いつかやらかすんじゃないかと思っていましたが、 とうとうその日がやって来てしまいました。 しかも日本人の方も1名含まれているようです。 年配の方で、奥さんが中国人で、 老後をゆっくり上海で過ごすつもりだったのでしょう。 とても辛く、残念です。 現在は、上海政府が対策チームを作り、 各方面で対応しているようですが、 揉めそうなのが・・・火災保険の賠償ですね。 実は、中国には火災保険という名目の専門保険が無いんです! 生命保険だったり、家財盗難保険だったり、 住宅の塗装や電気関係の故障に関する保険や その総合保険はありますが、専門の火災保険は 無いんですよね。 だから、火災保険に対して、100%の 賠償がされるとは限らないのです。 しかも、今回のマンションで、 マンション価値ほどの保険をかけている人は いなかったとも聞いています。 皆さん、火災が起こるとは思っていないし、 上海は地震がないので、当然家に対する保険額は少なくなり、 この一体のマンション価格が400万元(日本円で6000万) とした場合、ある保険会社スタッフによると、数十万元(100万ぐらい) しかでない可能性もあると言っているほどです。 上海に住んでる私としては、もし、大規模火災が起きたら・・・ 何もかも失ってしまって、しかもその補償も無い。 とても恐ろしい状況にあると分かりました。 しかも、私の場合、持ち家ではないので、 保険は大家さんが加入しているんです。 大家さんがきちんと保険に加入していなかった場合、 つまり、自分の家財道具は補償の対象外に なってしまうんですね。 まあ、そんなに大したものは置いてないんですが、 自分のPCや結婚アルバム等が無くなってしまうのは ショックです。 今回の事件は、中国の生活リスクをより身近に感じ、 十分の対処が必要と考えさせられる事件となりました。 きっと火災保険制度が出来るキッカケになるでしょう。 (今まで無かったのが不思議で仕方が無い) そして、また高層マンションゆえに逃げ遅れた人が何人も いたこの事件で、高層マンションよりも10階ぐらいの低層 マンションが改めて見直されるのではないでしょうか。 自分もマンション購入考えていますが、 保険+低層(10階建てぐらい)を選択肢にしようと 思っています。=============================================================
11月から上海の日系企業で働いてます。いきなりIT部門の取り纏め
部下6名、全員中国人、日本語NGと、波乱万丈の予感が・・・(笑)
【モンリーの上海奮闘記】
脱日本! 2007/10/25?単身上海で生活中。最初の試練は上海での家探し・・・。
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