ビジネス関連情報(1)
ビジネス情報(目次) ・・・ ビジネス情報(No.2)
質問といっしょに、上海からの回答メールをそのまま、このコーナーに掲載しています。
(5) 1999.10.23 上海に進出している日本のアパレル産業について。
(4) 1999.10.07 上海の携帯電話事情について。
(3) 1999.08.09 上海への中古機械の輸出について。
(2) 1999.07.18 上海の気象条件、温室の建設コスト、単身赴任の生活費について。
(1) 1999.07.03 中国で製造される家具の商談について。
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(5) 1999.10.23
京都市の中村さんから、上海に進出している日本のアパレル産業について質問を頂きました。
【質問】
こんにちは.京都で学生をしています。このたび、卒論のテーマに、
上海の中の多国籍企業と中国との関わり合いという、ものを書こうと思います。
上海は中国屈指のファッションの町と言われることから、
アパレル産業を取材しにいこうと、思います。そこで、お伺いしたいのが、
日本のアパレル産業が上海に参入しているのでしょうか?
BENETON や Mark & spenser などは、中国でも見かけるのですが、
日本資本系の伊勢丹などに行けば、日本のBrand product はあるのでしょうか?
そのようなことを、教えていただきたいのでよろしくお願いします。 Nakamura
【回答】
日本の大手アパレルのほとんどが、自社工場を所有し、
対日輸出製品と中国国内販売製品を生産しています。
上海の百貨店に行くと日本の大手アパレルのインショップが沢山あり、
日本と同じ製品が購入できます。
上海に日系企業が進出したピークは、1992年から97年まで、その後は、
日本の経済不況と人民元の割高感が中国投資に歯止めを掛けている。
現在、日系企業の70%程度が、赤字若しくはトントンの状態で、
日本の親会社の負担を余儀なくされている。
最近目立つのは、合弁解消とか中方企業に資本譲渡など、
中国からの撤退をする企業が目立つようになった。
貿易業務の駐在員事務所では、日本人駐在員の削減とか現地職員による運営をはじめた企業もある。
以前に比べ、駐在員コストが安くなったとは言え、
現地法人の人件費の比率で考えると日本人に掛かる負担が大きすぎるのです。
日本人と中国人職員のコストを比較すると、1対100のバランスになってしまうのです。
今、コスト競争力のある中国経営の企業が、日本式の管理を導入し安く良い物を作る方向に動いている。
日本ブランドを見るだけでなく、アパレル業界の内面にも興味を持って頂くと良いかもしれません。
shanghai yamanobe でした。
Nakamuraさんの質問は、私の専門分野ですのでお任せください。
上海エリア(華東地区)のアパレル関係の日系企業は大小含め2000社位有ると言われてます。
この中には、小売りを目的とした企業とか、生産(縫製)と小売り、また貿易の3種類に分かれます。
それと私の会社のように検査検品の業務が有ります。
Yamanobeさん、ありがとうございました。(YoU)
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(4) 1999.10.07
来月ビジネスで上海へ赴任される滋賀県蒲生郡の山口さんから、 上海の携帯電話の事情について質問を頂きました。
【質問】
前略 いよいよ上海行きが現実実を帯びてきて、
いろいろと知りたいことが増えてきましたのでお願いします。
現地の携帯電話の事情を詳細にお願いしたいのですが。
聞く所によると日本より機種本体、契約料が高いと聞きましたが?
又、通話料も掛かった方、かけた方折半だとか?
日本からかけたら?などなどよろしくおねがいします。 山口
【回答】
しかし、ビジネスとして行かれる方はちょっと事情が違う筈です。
お金を払って(誰が資金負担しているかは別として)ビジネスパートナーを確保しているのであれば、
まず、そちらへ聞くべきでしょう。勿論、パートナーは、ビジネス面だけでなく、生活面も含めて、
きちんと面倒をみるべきだと考えるからです。
あなたが逆の立場だったら、どうされるでしょうか? 例えば、あなたが上海に慣れた数年後に、
私からの質問メールを受け、その内容が、
ビジネスパートナーを持っている方からの質問であったとしても、
気持ち良く答えて頂けるのでしょうか?
前にも書いた通り、私は大阪在住ですので、最新情報は上海の友人に全面的に頼っています。
彼の協力なしには、スムーズな「まるごと上海」の運営は成り立たないのです。
ビジネス・コンサルティングであれば、ビジネスとして、
それなりの対応をしていく予定をしております。
ビジネス関連の場合、それなりに調査し、あちこち確認する必要もでてきます。
前回のメールでこの辺りを説明させて頂いたつもりです。
もし、あなたが組まれているビジネスパートナーが頼りにならないとか、
生活面の質問もできないようでしたら、変更される方がいいのではないでしょうか?
とはいえ、上海のYamanobeさんは、上記疑問を感じながらも、
親切に回答を送ってくれましたので、下記に貼付しておきます。
この質問が、山口さん以外の方からの質問であれば、こんな説明などせず、
すんなりと回答だけを貼付したでしょうね。
山口さん、この辺りの事情をよくご理解ください。
前にも書きましたが、情報は無償ではありません。中国だけでなく、欧米でも全てそうです。
人を動かすと費用がかかります。その辺りを改めてご認識頂きたいと思います。
ボランティアでやっていますという説明は、何でも無料で教えますという意味ではありません。
ビジネス(金儲け)をするのであれば、それなりのコストがかかると認識すべきでしょう。
ビジネスパートナーとしての対応をご希望でしたら、費用を含めた相談が先だと思います。
よろしくお願いします。 (YoU)
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山口さんの携帯電話に関する回答です。山口さんも上海で仕事をされる
上海の携帯電話は、アナログとデジタルが有ります。「上海定期便」に
携帯電話を購入する時は、携帯電話専門の公司が有りますのでこちらを
私も、今まで4台を買い替えしましたが、性能はNOKIA(ノキア)
機能と生産国により価格はずいぶん違います。また、登録費等も機種に
電話機本体 1500元~6000元
これで、電話は購入できすぐ使用できます。購入の際には、パスポート
電話を使用しますと次の費用が発生します。
移動電話基本費 50元/月
shanghai yamanobe でした。
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Yamanobeさん、ありがとうございました。(YoU)
前にも書きましたが、お分かり頂いてないようですので、再度書かせて頂きます。
「まるごと上海」はボランティアとして運営しています。これから上海へ行かれる方々のために、
少しでも役に立つ情報を提供できればと思って続けています。
訳ですね。中国では携帯電話は必需品ですので品質の良いものをお勧め
します。
も書きましたが、今ではデジタルが主流ですのでデジタルについて説明
します。
お勧めします。郵電局も取り扱いしてますが、機種に限りが有りますの
でニュータイプは購入不可能ですし、定価販売ですので割高。
が良いと思います。他にエリクソン・モトローラ・パナソニック・ソニー
・NECシーメンズ等が有ります。
より違うので注意して下さい。一般的な価格と項目は次の通りです。
ネット加入料(契約料) 900元~1500元
若しくは居留証が必要。それと中国人の保証人が必要です。
国際電話(日本まで) 12元/分
漫遊電話(上海以外から上海へ) 10.5元/分
移動電話(市内通話) 0.4元/分
日本からの電話を受けた時 0.4元/分
日本の携帯電話に比べると高いと思いますが、昔よりはるかに安くなり
ました。
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(3) 1999.08.09
長崎市の金武さんから、上海への中古機械の輸出について質問を頂きました。
【質問】
日本から上海に中古機械を輸出するのは違法なのですか?
倒産した会社の備品や機械を欲しいという上海の友人がいます。 金武
【回答】
一番問題なのは、上海に到着してから、関税の確定に時間が掛かりますし、
機械の種類により関税率が違います。具体的に機械の種類と使用目的が判れば、
新品での関税率はとりあえず判ります。
中古品は国家商品検験局が関税を決定しますので新品より安いと思います。
簡単ではありませんよ。
日本から中古機械等の輸出は可能です。
まゆみさんが、仕事として扱うのか個人で扱うのかで輸出手続きの煩雑さが違います。
また、輸出品目に規制品が有ったりしますので乙仲(代行業者)に確認して下さい。
機械の輸出には結構費用が掛かりますので見積を取る事をお勧めします。
また、正式に輸出入の手続きが必要ですから宅配便のように簡単ではありません。
別便に書かれてる件 : 「そんなに長く上海に滞在してると、 ナマで上海の発展を経験できて驚きいっぱいでしょうね。 でも私はもう少し上海が発展してから住みたいです。」
まゆみさんの考えは普通の考えでしょう。
今の上海では、自分から好んで住みたくないというのはごく当たり前じゃないですか。
私にしても、一般駐在員にしても自分から進んで上海で生活している人は少ないように思います。
ほとんどの人が、会社からの辞令一枚で赴任してくるのです。私の場合、結構特殊な業務の為、
日本の企業とタイアップし公司を設立したのです。
確かに長く上海に滞在してると、上海の移り変わりを肌で感じてきました。
我々日本人には住みやすい環境が整ってきたと思います。
逆に、中国人に取ってバブル後の日本と同じく就職難や物価高に苦労しているのが現実です。
上海のハードの充実とソフト面では、まだまだ食違いがあるのです。
shanghai yamanobe でした。
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Yamanobeさん、ありがとうございました。(YoU)
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(2) 1999.07.18
匿名希望さんから、気象条件や温室の建設コスト、単身赴任の生活費など について質問を頂きました。
【質問】
はじめまして 今度上海で農業をやろうと考えているのですが(来年春を目指して花卉栽培)
気象条件や温室の建設コストを教えていただきたいのですが。よろしくお願いします。
又、基本的な質問ですが単身赴任で生活した場合い、生活費はどの程度かかるのでしょうか?
匿名希望
【回答】
早速ですが、ご質問の「気象条件や温室の建設コスト」につきましては、単なる上海観光と違って、
かなり専門的な知識が必要ではないかと思われます。花卉栽培についての知識がない状態で、
一般的な情報では問題があるのではという気もします。
そこで、お聞きしたいのですが、
あなたは上海で誰か専門家のアドバイスを受けておられるのでしょうか?
いきなり温室の建設コストと言われましても、どの程度の内容で、
どの程度の規模をお考えかによっても回答は異なると思われます。
ご質問をそのまま上海の友人へ転送しましても、向こうで処理に困ると思うからです。
私の友人は繊維関係の仕事をしていますが、商社のつながりも持っています。とはいえ、
本格的な調査をするのであれば、それなりの対応が可能かどうかを、
あらかじめ確認する必要があります。もちろん経費がかかる話でもあります。
単身赴任での生活費につきましても、一流のホテル住まいで日本食などを食べ、
日本人との付き合いをして、日本と同じような生活をお考えであれば、
日本以上に高くつくと思われます。基本的な質問と言われましても、
日本式の安全で快適な生活を望まれる場合は、結構高くつくのではないでしょうか。
生活費につきまして、上海に確認する場合でも、
具体的にこういう生活であればと前提をはっきりして聞かないと、答える側も苦労します。
なぜなら、あまり無責任な返事ができないからです。
以上をご理解頂き、改めてご質問をお願いします。 (YoU)
「まるごと上海」をご利用頂き、ありがとうございます。
質問コーナーにも記載してます通り、私は大阪でボランティアとして、このサイトを運営しています。
(本業は銀行員です。)もちろん、私では分からない内容につきましては、
上海在住の友人にその都度確認して回答するようにしております。
●99.07.25
再度、同じ内容につき、ご質問頂きましたので、改めて上海に確認しました。
以下、上海のyamanobeさんからの回答です。(YoU)
【◆上海からの回答】
まず、あなたの構想で中国の農業で何をなさりたいのか?
例えば、正式に農業公司を設立し事業としてお考えなのか、または、
個人的に5年間ほどの農業体験をされたいのかで手続きも方法全てが違います。
その収入で生活をされるのですか?
日本企業が合弁で野菜農園を経営しているところも有りますし、
宝山区人民政府が輸出用野菜を栽培している国営企業もあります。(私の知り合いがいますけど)
農業は結構広い敷地を確保しなければならないですが、
中国の土地管理は民間管理では無いので簡単に土地確保ができるかは疑問です。
9月に現地視察をされるようですが、日本で仲介をされてる人がいらっしゃるのですか?
簡単にお考えのようですが、具体的にご確認された方が良いと思われます。
私とは、業界が違いますが外国人並びに外資企業に関する
規定は同じですのでそれを前提に説明します。
<上海の滞在について>
<上海の生活について>
日本と上海の生活の違いについては、中国人生活の中に入り込まない限りでは、
変わりはあまり無いように思います。
当然ながら、日常的に接する人たちによって環境が違うわけですから人それぞれと思います。
温室の建設コストは具体的に条件を提示し、業者に見積を依頼するしか方法はありません。
気象条件は、ほぼ日本と同じですが詳しい事を調べることは可能と思います。
現在のところ具体的な内容が確認取れないので、調査するにはまだ早すぎると思います。
もっと詳細にお知らせ頂ければ調査可能です。
あなたの上海で農業を営むお考えは、すごい発想だと思います。ですが実現するには、
かなりの労力を必要とするでしょう。それと中国事情をどれほどご理解されてるのかが疑問です。
西側諸国(日本)のように自由では有りませんのでご理解ください。
外国人が中国に長期滞在するには、駐在員事務所職員・現地法人職員留学生に限られます。
当然のことながら、あなたは仕事としての滞在ですから外国人就労許可証を必要とし、
駐在員としての資格が必要です。こちらに受入公司若しくは公司設立の計画があれば全く問題無いですが、
そうでなければ厄介です。
YoUさんの説明にも有りますが、上海で単身生活するに当たり生活レベルをどの程度にするかにより、
生活費の金額は全く違います。
一般的に商社マン等の生活レベルですと住居費込で最低35万円~/月は必要です。
私の知り合いは、5万円/月の生活をしている人もいます。
自分で自炊をして日本食を口にせず中華料理で我慢出来れば最高に安い生活ができます。
住居も最近では、外国人専用住居の枠が外れ、
中国人居住区の一般住宅を賃貸契約し住むこともできますので、
1~2万円程度から借りることができます。借りる場合は、
知人に紹介をしてもらうか、仲介業者を利用するかになります。
shanghai yamanobe でした。
Yamanobeさん、ありがとうございました。(YoU)
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(1) 1999.07.03
東京の合田さんから、中国で製造される家具の商談について質問を頂きました。
【質問】
9月に上海家具見本市で上海に出張する予定です。その際、
上海で家具工場の見学か或いは中国の商社と中国で製造される家具の商談がしたい。
上海のみならず、他の地域(中国)からの家具輸入にも興味があります。
情報があれば幸いです。よろしくお願い致します。 合田
【回答】
合田さんの家具工場と中国商社との商談につきましては「まるごと上海」
の質問コーナーと言うよりもビジネス相談ですね。
私もマンションを購入しましたので家具などを買い揃える為、家具屋さんを見てきました。
上海の家具屋さんで家具を見てますと、日本よりははるかに安いと思います。
例えば、洋服ダンス3枚扉/Wベット/ベット脇サイドテーブル2個
ドレッサーの5点セットで4000元(6万円)からあります。
結構豪華な物が安く揃えることが出来ます。
上海家具見本市に出張される様ですが、中国では家具屋さんが毎日見本市をしてる様なものです。
市内のあちらこちらに[家具城]がありますが、家具製造工場が数十社集まり直接販売してます。
例えば、展示サンプルを見て、品質確認をし起用する工場を選定します。
工場訪問をし、生産背景と価格調査をします。
もし、発注を受ける工場であれば、その後輸出商社を決定する方法です。
商社を先に決めると、系列工場にしか発注出来ないので品質問題に疑問があります。
工場を決めて、商社を介する方が手数料も安くて済みます。
だいたい、商社コミッションは3%が目安でしょう。
このような、商談を進めるには商社側の通訳よりも発注側通訳を別途用意される事をお勧めします。
商談、工場見学と通訳の手配は可能ですし、
商社の選定のお手伝いも出来ますが如何なものでしょうね。
質問頂いた内容は、本格的なビジネスサポートではないかと思われます。
下記に記載のとおり、更に詳しいサポートが必要でしたら、
ご相談ください。上海の友人を紹介することも可能です。
但し、ビジネスサポートの場合、当然、コストがかかりますので、ご了解ください。(YoU)
shanghai yamanobe でした。
Yamanobeさん、ありがとうございました。(YoU)
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