2008.01.12
「コーヒーの作り方に唯一絶対の正しいやり方がある?」
上海に戻ってからというもの、立て続けにコーヒーを教える機会がありました。
それは珈琲教室という場合もあるし、珈琲教室以外でも。
教えるなんて偉そうにいっても、実はそんなに教えられることは多くなくて、
知識という意味では書籍やインターネットなどで調べれば十分に学ぶことはで
きるんです。
ただ、これだけ情報が氾濫してくると、どれが合っている情報でどれが合って
ない情報なのかを見分けるだけでも大変で、実際うちに連絡をしてくる方のほ
とんどが、その情報に惑わされているだけのように感じます。
そういう方の多くはまじめで勉強熱心で、でも、だからこそ逆に迷路に入って
出られない状態になっているのかもしれません。話を聞いてみれば、
「どこそこでこのやり方を見ました」
「どこそこに書いてあったので」
「あそこのお店で聞いたらこのやり方を進められました」
「この方法が正しいと言われたので」などなど
やってみたけど、でも結局うまくできない。それがなぜかよくわからない。と。
どこかに書いてあった、誰かに聞きましたなどは、すごくよく言われることです。
では、
なぜ書いてある通り、または、聞いた通りにやっているのにうまくいかないのか?
それは、一部分のやり方をマネしたとしても、他の条件が同じではないからです。
僕の考えるところでは、「方法」に唯一絶対の正しいやり方などはありませんし、
その方法をマネして同じようなコーヒーを作りたいのであれば、条件を全てを
同じしなければ、そのやり方というものは生かされてきません。条件がひとつでも
違えば、最終的に行き着くコーヒーは違ったものになります。大きく外れることも
あるし、惜しいんだけどな〜という場合もあるでしょう。
簡単な例え話をしましょうか・・・
例えば、中国に行こうと思ったときには、頭の中にはいろいろな方法が思いつき
ますよね?飛行機にしようかな、、船にしようかな、、いや、オレ中学のとき
水泳部だったから泳ごうか?うん、そうしよう!
と、考える人もいるかもしれませんね(笑)
でも、それはある一定の条件下の話であって、、条件が変わって、仕事の関係で
至急中国に行かなければならない、お金に余裕がないから安い方法にしたい、
途中、大阪に寄ってから中国に行く場合もあるでしょう。
この理由は、ほんと人それぞれ、決まったものはありませんよね。単純に中国に
行くと言っても、その中に含まれる理由はさまざまで、理由によっては用いる
方法もその時々で変わってきますよね。
これを珈琲に置き換えるとですね、、
ちょっと眠たくなってきたので、次回に続きます・・・
アルトノイラントコーヒー 野村浩哉
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2004年4月 アルトノイラントコーヒー設立。現在は、珈琲教室や
さまざまなパーティー・イベントでのコーヒー提供、店舗へのアドバイザー
なども務める中、時間のある限り自らが電動自転車にまたがりコーヒーを
宅配している。
■ 北外灘店:上海市虹口区 北外灘呉淞路30号<<上海大厦裏>>
Tel: 021-6393-0053(珈琲豆配達可)
・http://plaza.rakuten.co.jp/hicafe/
・http://www.alt-coffee.com/
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