上海蟹の本場「陽澄湖」で上海蟹を♪

上海蟹の本場「陽澄湖」で上海蟹を♪

2006年10月30日
上海蟹レストラン1 上海蟹の季節がやってきました〜☆

今の時期、中華料理のメニューで一番美味しい「旬」の食べ物といえば「上海蟹」です♪

中国国内のレストランはもちろんのこと、日本でも、その他の国でも、中華料理の
レストランでは「上海蟹」のメニューを見つけることが出来るのではないでしょうか☆

上海蟹は江蘇省昆山県の「陽澄湖」産が最高級の上海蟹と言われており、中国の著名家、
李白や孫文も好物だったこの蟹は、上海蟹=中国語で大閘蟹と呼び、「味覚の頂点」と
称される中国を代表する蟹で、甘く深みのある、蟹みその美味しさは絶品で、
この上海蟹を食べるためだけに、産地を訪れるかたもいるほどです。

以前も御紹介させていただきましたが、上海蟹は、産地は「上海」ではなく、
「蘇州」と「昆山」近郊の『陽澄湖』が有名な産地になります。


上海蟹レストラン2 今年は、上海蟹の本場の産地「陽澄湖」のほとりの新しくOPENしたという
レストランで、上海蟹(大閘蟹)を頂くことにしました♪

(お店の前の通り。整備されています。)


上海蟹レストラン3 「巴城南開生態園」

住所:昆山市巴城镇 迎滨西路 
電話:0512-57850881

京都が本店で、蘇州と昆山にある「天竺」という中華料理店のチェーン店の一つ
として新しくOPENしたそうです。

「天竺」蘇州支店(電話:0512-65117677)もしくは、こちらのお店に電話すると
お店の場所が載った、詳しい地図をFAXしてくれます。

蘇州工業園区の高速道路出口から昆山方面へ向かって車で15分ほど。

上海からは「巴城」高速道路出口から車で5分。


上海蟹レストラン4 陽澄湖周辺には、ネオンがきらびやかな中華レストランが数多くあり、
どこに入ろうか迷ってしまうほどなのですが、こちらのレストランは建物も
立地も少し趣が違いました。

陽澄湖の上にコテージのように、個室が建てられていて、建物と建物はこのような
渡り廊下になっていて、この湖周辺では見たことがないレストランの造りになって
いました。


上海蟹レストラン5 湖の上のコテージの中には10人ぐらいまでの円卓があり、四方は窓で、

陽澄湖の一部を見渡すことが出来ました。


上海蟹レストラン6 ここのレストランでは、本物の「陽澄湖」産の上海蟹(大閘蟹)を扱っている
のだそうです。

上海蟹(大閘蟹)は需要が多く供給が少ないため、陽澄湖近くの蘇州市の反対側に
ある太湖産の上海蟹を一週間だけ陽澄湖に漬けて、陽澄湖産として出荷される
上海蟹もあり、このような上海蟹は、俗に「風呂蟹」と呼ばれています。


上海蟹レストラン7 メニューを選ぶ前に、お店の中の敷地内にある湖の生簀へ行って、自分たちで
蟹を選びます。


上海蟹レストラン8 「秋風起、蟹脚痒」(西風が吹くと、蟹の足が痒くなる)、「九雌十雄」(旧暦9月は
雌、10月は雄がおいしい)との言葉が有名ですが、私たちが訪れたこの時期は
「オス」の時期になっていました。


上海蟹レストラン9 「オスが食べごろだよ〜。ほら、おいしそうでしょう。」と見せてくれましたが、

どこを見ればいいのかわかりません。


上海蟹レストラン10 どこを見ればいいの教えて☆と伝えたところ、ここのお腹の・・・・


上海蟹レストラン11 ここが、赤くなっているから、もう食べごろなんだよ☆と教えていただきました。


上海蟹レストラン12 自分たちで好きなのを選んで・・ということでしたので、

アレッ!を指をさして・・・・


上海蟹レストラン13 網ですくって・・・・・


上海蟹レストラン14 次々にバケツへ入れます。


上海蟹レストラン15 上海蟹(大閘蟹)の特徴の一つがこの「青い甲羅」(特徴1)です。

甲羅が青灰色で、平らで滑らか、かつ光沢を放っているのが特徴なのだそうです。


上海蟹レストラン21 そして、白いお腹。(特徴2)

(腹が白いのは、湖底にすき間なく広がっているホウライシダ(湖草)が
それを擦り洗うからだそうです。)

そして、黄色い毛(特徴3)。脚の毛は長く黄色く、各根元から真っ直ぐに
伸びているのが特徴なのだそうです。

そして、金色の爪(特徴4)。爪が黄金色をしており、非常に力強いのだそうです。

そして、淡水産のもずく蟹の一種であるため(学名はシナモズクガニ)、
はさみは長く、そのまわりには黒々とした絨毛が生えている(特徴5)のが特徴なのだそうです。


上海蟹レストラン16 レストランに戻って、メニューを選んで、食事が運ばれてきました☆


上海蟹レストラン17 前菜の後、運ばれてきたのは「菱の実」です☆

レストランの方が選択してくれた一品です、こちらも秋が「旬」の味覚です☆


上海蟹レストラン18 「菱」は湖沼で最も普通な水草で、一年生草本であり、水の底に沈んだ種から
茎を伸ばし、水面に葉を広げ、葉柄は膨らんで空気を含み、浮き袋となっている。

そうです。

秋に棘を持つ3〜5cmの果実を付け、成熟した果実は湯がいて食べることが
でき、こちらが湯がいた「菱の実」になります。


上海蟹レストラン19 皮が黒紫色なのは完熟したからだそうで、皮つきのまま蒸すか塩ゆでしてから、
このように皮をむいて食べます。

このとき出てきたのはかなり硬かったのですが、美味しいものであれば、
シャリっとしていて、栗のような甘さがあり、このようにそのまま食べたり、
炒めもの、煮もの、炊き込みごはん、甘煮などに利用できるそうです。

昔から菱の実は漢方の生薬にもなっており「五臓六腑によい」と言われているのだ
そうです。

菱の実には約15%の澱粉が含まれているほかにぶどう糖、たんぱく質、カルシウム、
ビタミンB群およびビタミンCがふくまれ、現代薬理学の研究ではガン細胞の増殖
を抑制するのに効果があるゲルマニウムを多く含む食品として注目されている・・・
そうです。


上海蟹レストラン20

レストラン編、明日に続きます☆

ハオチー
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『蘇州はハオチー』
2005年から夫の転勤に伴い、蘇州駐在中。
毎日カメラを持参して出かけています。蘇州は上海から
車で一時間のところにある、水路が張り巡らされた
とても美しい街。ガイドブックには載っていない、
蘇州の美味しいレストランや綺麗な景色を紹介します。
http://blog.livedoor.jp/mkmkmk3/
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