本場・上海蟹の養殖場・市場に行ってきました〜♪
今の時期、蘇州や上海で一番美味しい旬の食べ物といえば「上海蟹」!です。
食べることが好きな方なら、ご存知の方も多いと思いますが、上海蟹=中国語で大閘蟹(ダージャーシェ)と呼び、「味覚の頂点」と称される中国を代表する蟹で、甘く深みのある、蟹みその美味しさは絶品で、この上海蟹を食べるためだけに、上海に訪れるかたもいるほどです。
さて、この上海蟹についてですが、食通の方は周知のことですが、産地は「上海」ではなく、「蘇州」近郊の昆山にある『陽澄湖』が有名な産地になります。一般的な名称は「上海蟹」ですが、その中でも「陽澄湖産」上海蟹が一番有名なブランドであり、カニの最高級品とされ、一番美味しいといわれています。
今回、その蟹の最高級ブランドの生産地である『陽澄湖』にいって、蟹の市場に行ってきましたので、ご紹介しま〜す♪
ここが上海蟹の本場『陽澄湖』の湖の湖畔です。
ここにずら〜っと、並んでいるのが、上海蟹の市場です。
初めて訪れたので、何もかもが新鮮です。
ここの市場、よくよくみると、「船」が並んでいます。
さらによく見ると、このひとつひとつの船が「店舗」になっていました。
店舗(船)にはいると(乗ると)、そこはお店の方の生活空間。
真ん中に大きくあるところは、(テーブルの後ろ、ものがいろいろ載せてあるところの下が)寝室になっていて、布団が敷いてあってお店の人が寝ていました。
この船の上が自分の自宅のようです。
そして、船の横に、蟹がいました。
それぞれのお店の人が、それぞれの蟹を育てているようでした。
そして、この蟹を見張るためにここで、寝泊りして生活しているようでした。
船の後ろにも、おおきな生簀がありました。
蟹を見せて〜と言って、湖からいけすを引き上げて、見せてもらいます。
すご〜い☆ 上海蟹がい〜っぱい☆☆☆です。
「秋風起、蟹脚痒」(西風が吹くと、蟹の足が痒くなる)、「九雌十雄」(旧暦9月は雌、10月は雄がおいしい)との言葉が有名ですが、この時期はもう、「オス」の時期になります。(雄のねっとりとした白子が美味しい季節です。)
お店の人に「一番おおきなオスで、一番美味しい蟹を頂戴♪」とリクエストしました。
お店の人が蟹のどこを見て、美味しい蟹か美味しくないかを見るのかな〜と思っていたら、お腹をみて判断していました。お腹をみると白子と卵の状態がわかるようです。
蟹は貝が餌のようでした。
こちらは、「陽澄湖産」の上海蟹を証明するタグがつけられていました。
このタグがつけられただけで、同じところにある同じぐらいの重さの蟹でも値段は数倍のになります。
(隣の船のタグのついていない安い蟹でも、味は同じではないか・・・と思いました。)
オスとメスの対で仕入れ値は150元だそうです。(日本円で約2250円)
(交渉でもうすこし安くなっていましたが・・・100元?だったかな?)
これが上海では300元になって売られるそうです。
上海の仕入れ会社が、大量に仕入れに来ていました。
分厚い札束のやり取りに釘づけ・・・でした。
今日ご紹介した市場は
巴城陽澄湖大閘蟹交易市場 です。
陽澄湖周辺にはいくつか市場がありますので、市場を探すのに時間はかからないと思います。
こちらの市場で仕入れた蟹をどう料理するかについては、私の以前のブログ 「上海蟹を自宅で食べよう〜♪」をごらんになってください♪
明日は陽澄湖の市場近くのレストランでいただいた、蟹レストランをご紹介したいと思います♪
お楽しみに〜☆
ハオチー
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『蘇州はハオチー』
2005年から夫の転勤に伴い、蘇州駐在中。
毎日カメラを持参して出かけています。蘇州は上海から
車で一時間のところにある、水路が張り巡らされた
とても美しい街。ガイドブックには載っていない、
蘇州の美味しいレストランや綺麗な景色を紹介します。
http://blog.livedoor.jp/mkmkmk3/
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