海亀派が10万元の月給を捨てタオバオで100万元の収入を得た
「中国市場進出/販売実践会」 バックナンバー 2010年7月24日フランスで1万ユーロの月給をもらっていた李承燁さん は、その仕事を捨てて中国に帰国して、自分がそれほど 詳しいわけではない化粧品販売サイトを立ち上げ、月商で 100万元を超えました。
2008年4月にフランスで「彩りあふれる中国」という 展示会が行われるに際し、李さんは中国の特色のある商品 を販売するためにブ-スを月家賃5千ドルで借りました (年間の生活費相当だったそうです)。そして、チ-パオ を直接中国の卸から購入し、1000ユ-ロ程を使いましたが、 運送費を削減するために商品は自分で取りに行ったそうで す。
そして商品は非常に人気を博し、アルバイトだけでは足 りずフランスに旅行中の友人にまで手伝ってもらったので すが、僅か1月で2万ユ-ロの売上を上げたそうです。コス トは仕入れの1000ユ-ロと場所代の5000ユ-ロですから1万 5千元の粗利益(荷物の輸送代をコストに入れるべきです ね)。5元で仕入れたチ-パオを30元と6倍の価格で販売し たそうです。
留学期間中、李さんは同じように様々な展示会に参加し てマルセイユや他の都市を回りながら同様に留学資金を稼 いだそうです。
李さんは、国際貿易の修士号を取得後フランスの旅行者 に入社し、中国の公的使節団などのツア-を担当しました。 通常フランスの一般のサラリ-マンの所得は月給3000ユ- ロ程度なのに、彼は1万ユーロ(100万円以上ですね)を稼 いでいました。
しかし、彼が留学中に多くの中国のネットショップの経 営者が彼にフランスの化粧品の個人輸入代行を手伝うよう に依頼してきたことから、これはビジネスチャンスだと考 え、2010年1月に帰国しフランスの化粧品販売のサイトを 作りました。まぁ、当然家族からは大反対を受けたようで す。
フランス滞在中に代理購入をしていた経験からノウハウ (仕入先)も持っており、回転して僅か3ヶ月で月商100 万元以上になったそうです。お客さんも、当初はタオバオ の店主たちだったのですが、今では大規模なショッピング センタ-や、一般の実態店も顧客になっています。そして、 当初は皆が知っている有名なブランド品を導入し、その後 新しいブランドを導入していきます。
http://women.sohu.com/20100504/n271713650.shtml
(内田の観点) ⇒彼の場合は、タオバオ店主を含む店舗向けの卸売りです ので薄利多売型ですから、売上が100万元を超えていると いっても、本人の収入が10万元を超えているかどうかは わかりません。学ぶべきは
・フランスでの仕入れ先を持っていること
・中国までの輸入(化粧品ですから香港経由なりなんなり、 正規輸入ではない)のルートも知っていること。
・そして、有名なブランドから入り、無名なものを広げて いくこと。
僕らは仕入先の確保と、中国への持込ル-トの確保に 1年以上費やしました。そして、消費者向けにこだわって きました。でも、彼は卸から始めたのですね。確かに卸の ほうが楽です。
興味深いのは、タオバオの卸売りがリアルでの卸売りに なること。私自身のサイトでも多少そういう分野がありま すが、タオバオで卸をしたら口コミ効果があるということ ですね。もちろん、提供できる価格が安いこと。ここが鍵 ですが。
================================================
『中国市場進出/販売実践会』
タオバオでの中国販売で日本人経営店唯一とも言える、
王冠3つ(好評価を得た取引数が5万回以上)の信用度を
誇る内田信が、中国市場に進出し販売する上での注意点
・反省点などを共有する場を作ろうと立ち上げた会です。
http://www.step-to-china.com/
代表 内田のブログ
http://www.step-to-china.com/blog/
================================================
タグ
カテゴリー:中国市場進出/販売実践会